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シャーマンへの道「12 大神神社と土砂降りの雨」

 
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脳科学と心理学に精通し、16年間で1万人以上の相談にのってきたシャーマン。「信じる力は、世界を変える」がモットー。自分自身を信じる力・愛を受け取る力を育てる方法、激動の時代を乗り切る極意を教えている。 著書「なぜ眠り姫は海で目覚めるのか? 超ネガティブ思考を解除する3つのメソッド
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 小雨の降る中、バスがゆっくりと走り出した。天川村が遠ざかってゆく。時計を見るとまだお昼を回ったばかりだ。ふと思い立って、三輪山のふもとにある大神神社に寄ることにした。
 

 バスと電車を乗り継いで、大神神社についたのは2時半過ぎ。電車を降りると三輪そうめんのお店がずらりと並んでいる。お土産屋やそうめん屋が並ぶ通りを抜けて、大きな鳥居をくぐると、参道の両側には大きな木(なんの木だったか忘れた)が並び、いきなり空気が変わった。
 

 まずは本殿で手を合わせようと思った。
 意識を合わせたとたん、本殿の奥から黄金色の螺旋状のエネルギーが体をからめとるように伸びてきた。大神神社の御祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)だ。
 

 古事記に面白い伝承がある。
 むかし活玉依姫(いくたまよりひめ)という美しい娘がいたが、夜になると美しい若者が通ってきて、いくらもたたないうちに懐妊してしまった。不審に思った両親に言われて、娘は男に気づかれぬようにこっそりと着物の裾に糸を刺しておいた。翌朝、男が帰った後に糸をたどってゆくと三輪山にたどり着いた。そこで両親は男が三輪山の大物主大神であることに気づくという話だ。
 

 ちなみに大物主大神は蛇神とされていて、これとよく似た伝承が沖縄の宮古島の漲水御嶽にも残っている。大物主大神が蛇神だという説はちょっと納得。べつに生き物の蛇が神様なのではなく、大物主大神の持つ性質が螺旋なので古代の人々は蛇と関連づけたのかもしれない。
 

 本殿から現れた黄金色の螺旋のエネルギーにびっくりして、わたしは思わず目を開けた。
 相変わらず小雨が降っている。
 いったん心を鎮めようと思って、先に若宮を回ることにした。
 

 狭井神社、父延彦神社、若宮は心地のいいエネルギーだったが、祈るたびに突然どしゃぶりの雨が降ってくるのには閉口した。で、祈るのをやめると、ぴたっと雨が止む。また祈り始めるとバケツをひっくり返したような雨が降ってくる。ここまで来ると笑うしかない。
 

 一般的に、さーっと雨が降ったり、太陽が煌々と輝いたり、頭上の雲が全面うろこ雲になる等、神事(かむごと)の直後に天候の変化が起きるのはよくある。祈りと天候は連動しやすいのかもしれない。
 そういえば白龍と一緒に神事をするようになった頃、ときどき白龍にお願いしていたことがある。それは雨乞いならぬ、晴れ乞いだ。
 

 たとえば子どもの学校の運動会の日、前日の予報でも雨で、当日朝も予報通り小雨が降っていたことがあった。そのときは運動会の間だけでいいので雨を止ませるよう白龍(素沙王)に頼んだ。
 するといまさっきまで小雨程度だったのに、いきなり音を立てて降り始めた。
 5分ほどどしゃ降りだったが、徐々に小降りになり、10分もたった頃にはすっかり雨は止んで太陽がでてきた。運動会はピーカンの晴天で無事決行、運動会が終わって子供たちがそれぞれの椅子を教室に運び終わったとたん、ふたたび雨が降り始めたこともある。
 

 もうひとつ、あれは夏休みに家族で海に行ったときのこと。
 やはり予報では雨だったが、そうそう旅行の日程は変えられないので、このときも小雨の降りしきるビーチで白龍に晴れるようにお願いした。するとみるみる風が吹いてきて、雲がどんどん流れていって、10分後にはピーカンの青空になった。
 

 当時、天候の希望はどんな願いでも、本気で願えば必ず叶った。
 第2チャクラが完全に目覚めれば天候操作が可能になるというけれど、当時のわたしの場合はそうした超人的な力ゆえの天候操作ではなかったと思う。
 

 わたし自身は無力な人間だけど、白龍(素沙王)をはじめとした見えないものたちを心から愛しいと思っていて、それゆえそうした自然を司るエネルギー体との繋がりが強かった。だからわたし自身が特別大きな力を持っていなくても、その願いが調整可能なものなら、願うだけで物理的な変化が起きたのだろう。
 

 そんなわけで話を戻すと、境内のいくつかの小さな神社をまわって、気持ちが落ち着いたので、再度本殿で祈った。すると黄金色の螺旋のエネルギー体、三輪大神が降りてきた。体がすーっと軽くなる。胸の中に赤紫に大きなエネルギーの玉をもらった。
 

「竹生の弁天にこれを届けてくれぬか」
 

 胸の中にそんな思いが湧き上がってきた。
 頭の片隅で、ああ・・・やっぱり魔境ど真ん中だと思いつつ、この状況をどこかで楽しんでいる自分がいる。
 そう 魔境の危険はこの面白さにあるのだ。
 それも単なる妄想ではなくて、第三者が見てもはっきりとわかる物理現象を伴っているからたちが悪い。
 

 わたしは大物主大神の依頼を引き受けた。
 こうしてまた一歩、魔境へ踏み込んでいった。
 
シャーマンへの道「13 「意識を飛ばす 竹生島弁財天」につづく)
 
2015年9月

 

【シャーマンへの道シリーズ】
シャーマンへの道「1 やりたいこと」
シャーマンへの道 「2 エネルギーの使い方」
シャーマンへの道「3 宮古島」
シャーマンへの道「4 ユタ」
シャーマンへの道「5 ウハルズの謎」
シャーマンへの道「6 白龍」
シャーマンへの道「7 決断」
シャーマンへの道「8 禍津神の封印」
シャーマンへの道「9 暗黒龍王」
シャーマンへの道「10 心の暗黒面とフォーカシング」
シャーマンへの道「11 天河弁財天」
シャーマンへの道「12 大神神社と土砂降りの雨」
シャーマンへの道「13 「意識を飛ばす 竹生島弁財天」
シャーマンへの道「14 六芒星起動」
シャーマンへの道「15 それ」
シャーマンへの道「16 『それ』の本当の意味」
シャーマンへの道「17 そして、神がみえなくなった」

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