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シャーマンへの道「8 禍津神の封印」

 
シャーマンへの道
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脳科学と心理学に精通し、16年間で1万人以上の相談にのってきたシャーマン。「信じる力は、世界を変える」がモットー。自分自身を信じる力・愛を受け取る力を育てる方法、激動の時代を乗り切る極意を教えている。 著書「なぜ眠り姫は海で目覚めるのか? 超ネガティブ思考を解除する3つのメソッド
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 前回はさんざん悩んだ末に白龍を受け入れ、身の回りで起き始めた超常現象を直視する決断をしたところまで書いた。
 

 わたしには物心ついた頃から朝夕祈る習慣がある。
 もちろん、普通の家庭に育ったので特別な宗教に所属しているわけではない。
 じゃ何で祈るのかといえば、いわゆるオバケが見えたり、気配を感じたりする子どもだったので、とにかく夜の闇が怖かった。
 で、神様に「どうぞお守りください」と祈らなければ安心して眠ることができなかったからだ。
 

 子供の頃は神様の姿は見えなかったが、それは問題ではなかった。
 わたしが神の存在を巨大な光として、はっきり感じたのは19歳のときだ。
 それ以来、紆余直接しながらも、祈りを忘れたことはなかった。
 

 そんなわけで話がちょっと前後するけど、あれは白龍が現れた直後ぐらいのときかな。
 いつものように神とひとつになって祈っていたときのことだ。
 不意に一筋の光のような神示が降りた。
 それは言葉にすると、「禍津神の封印を解け」だった。
 

 わたしの胸中に一瞬にして入ってきた情報を信じるなら、目の前に現れた白龍は15000年以上前に宮古諸島のとある洞窟に禍津神として封印されていたのだ。その当時の沖縄諸島は琉球列島と呼ぶほどの大きな島で、高度な精神文化を誇る世界有数の豊かな国土だった。行政は議会が、国土は斎王と呼ばれる巫女王が宇宙神や龍神をはじめとする自然神たちの力を借りながら治めるという、ユニークな国家だった。
 

 ところが若い斎王と国家鎮護の要である龍神の一体である白龍が恋に落ちた。もちろん白龍はエネルギー体だが、斎王はもともと目にみえないエネルギー体と共に在るのが仕事だから相手が人間じゃなくても何の問題もない。
 

 若い頃の恋なんて自己愛と独占欲を混ぜて割った熱病のようなものだ。
 斎王と白龍の恋もその例にもれず、自分の心を統御できなくなった斎王は自然神をコントロールする能力を失った。
 白龍は禍津神として封印されたが、すでに時は遅かった。
 人心は乱れに乱れ、争いと天変地異が相次ぎ、国土は一夜にして海底に沈んだ。
 そして破滅を生き延びたごくわずかな人々は世界中にちりじりになって逃げのびた。
 人類が新しい文明を再建するにはそれから1万年以上の月日を待たなければならなかった。
 

 白龍、すなわち禍津神はその魂を洞窟に封印されながらも、一度だけ人間として生まれたことがある。古代日本では人々は彼のことを素沙王と呼んだ。わたしの霊眼に映った男はその時の姿だった。
 

 わたしは封印を解けといわれて頭を抱えた。
 それまでも、ときおり亡くなった方の供養とか、ちょっと手ごわい怨霊の浄化を頼まれることがあったので方法はまったく心当たりがないわけじゃないが、それまで手掛けてきた相手とはパワーのレベルが違いすぎた。封印を解いたはいいけど、禍津神のままだったらどうしようという思いがぬぐえない。
 

 心の中で問うと、「慈悲」という響きが返ってきた。
 

 慈悲とは人間的な愛ではなく、存在のすべてを受け入れて共に在ること、だ。
 そして神であろうが、邪であろうが、ともに在ること、ひとつになることだ。
 このとき巫女の側の自我が弱ければ封印解除は失敗し、巫女自身も意識を失ったり、心が破壊されてしまう。巫女自身が自分自身の弱さや醜さを認め、そんな自分をありのまま受け入れるしなやかな強さがあれば禍津神の封印を安全に解き、禍津神が本来の姿に変容するのを助けることができるのかもしれないが、自分にそれができる自信はなかった。
 

 そんなこんなで白龍を受け入れる決断をしたのだった。
 白龍を受け入れたとき、凄まじい気を発していた白龍の姿が真っ白い神々しい光に変わった。
 

 封印は解けた。
 白龍の波動が細かく高いものに変わってゆく。
 もはや禍津神ではなく、天界にいる存在なのだろうが、いましばらくわたしのそばにとどまる気らしい。
 白龍は自由に日本の上空を飛び回っていながら、同時にわたしの胸中にいる。
 

 心がかぎりなくあたたかい。
 白龍の封印を解くつもりが、じつは封印を解かれたのはわたしのほうだったのかもしれない。
 

  白龍の封印が解かれた翌日。
 深夜、祈っていると、わたしの生まれ故郷の産土神社の弁天さんが現れた。
 

「北から南に水を流せ」
 

 さらに「天河」という文字が浮かんだ。自慢じゃないが、当時は神社に対する知識は皆無だった。

「天河・・・て、どこ???」
 

 子どもの頃からずっと守ってくれている弁天さんから明確な神示が降りたのははじめてだった。
 わたしはまたしても頭を抱えた。
 

 さらにその翌日、突然、部屋の中に真っ黒い龍が現れた。
 
シャーマンへの道「9 暗黒龍王」につづく)
 
2015年9月

 

【シャーマンへの道シリーズ】
シャーマンへの道「1 やりたいこと」
シャーマンへの道 「2 エネルギーの使い方」
シャーマンへの道「3 宮古島」
シャーマンへの道「4 ユタ」
シャーマンへの道「5 ウハルズの謎」
シャーマンへの道「6 白龍」
シャーマンへの道「7 決断」
シャーマンへの道「8 禍津神の封印」
シャーマンへの道「9 暗黒龍王」
シャーマンへの道「10 心の暗黒面とフォーカシング」
シャーマンへの道「11 天河弁財天」
シャーマンへの道「12 大神神社と土砂降りの雨」
シャーマンへの道「13 「意識を飛ばす 竹生島弁財天」
シャーマンへの道「14 六芒星起動」
シャーマンへの道「15 それ」
シャーマンへの道「16 『それ』の本当の意味」
シャーマンへの道「17 そして、神がみえなくなった」

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