流れの音が聞こえる １
さて2010年2月スタートということで心機一転です。
2月1日の深夜、無事東京に戻ってきました。帰省中のコメントおよびメールをありがとうございます。とってもうれしいです！
北海道に滞在中はときどき雪が舞ったけど基本的に毎日ピーカンの青空。移動には便利だし、野外での活動はやっぱり楽なのでありがたい。でもこの時期の帰省は久しぶりなので、ほんとうはしんしんと降る雪が見たかった。
最終日。千歳空港のレストランで夕食をとりつつ窓の外を眺めると雪がずいぶん降っている。夕方、支笏湖から千歳に向かう途中、すでに雪が降り始めていたんだけど、どうやら本格的に降り始めたようだ。雪は風にあおられ、しだいに激しさを増してゆく。
10分遅れで到着した21時発のスカイマークの最終便に乗りこんだものの、悪天候のため飛ぶかどうか検討中という機内アナウンスが流れた。ちいさな窓から外を眺めると滑走路は一面の雪。くるくると舞う雪でかなり視界も悪い。20分おきに作業車が溶雪剤のようなものを翼に噴霧している。
23時過ぎ、どうやら低気圧の峠を越えたのか、雪が小降りになった。機内にこれから離陸するとのアナウンスが流れ、飛行機が動き出した。
東京に着いたのは日付が変わった２月１日の深夜。
羽田空港の到着ロビーは閑散としていた。終電はとっくに終わっているし、都下の自宅までタクシーで帰るには料金がかかり過ぎる。結局この日は空港ちかくのホテルに泊まった。
翌朝、通勤ラッシュでごった返す駅のホームでそれぞれの勤め先に向かう人々の流れを眺めながら、なんだか不思議な気がした。
時代が大きく変わる。
これまで当たり前だと思っていたことがそうじゃなくなる。
そんな予感を感じつつ電車に乗りこんだ。
→2につづく
2010年2月2日
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