ベツレヘムの星と砂漠に降りた啓示

こんにちは。
本日はクリスマスにちなんで、イスラエルとベツレヘムのお話です。
題して、
『ベツレヘムの星と砂漠に降りた啓示』
1、イエスキリストの生まれた町・ベツレヘム
2、イスラエル人の戦争観
3、戦争に対する日本人の感覚と違和感の正体
4、ネゲヴ砂漠で降りた啓示
1、イエスキリストの生まれた町・ベツレヘム
クリスマスと言えば、イエスキリストの生まれたベツレヘムの物語が有名ですね。
過去のブログ記事にも書きましたが、2017年にイスラエルに行ったことがあります。そのときにベツレヘムという街に寄りました。
ベツレヘムはイエス・キリストの生まれた土地です。ルカの福音書2章によると、当時の皇帝アウグストはすべての民は出身地で住民登録をするようにというお触れをだしました。身重のマリアは夫のヨセフと共にヨセフの出身地であるベツレヘムに戻り、そこでイエスを産みました。

ベツレヘムの街。観光客で夜もにぎわっている。
その後、西暦339年にイエスの生まれたとされる場所に聖誕教会が建てられ、クリスマスになると世界中からキリスト教徒が訪れるようになりました。わたしも行ってみたんですが、壁画が美しくて、たくさんの人で賑わっていました。

ベツレヘムの聖誕教会。イエスの生まれた洞窟を拝む順番待ちの列。
ベツレヘムはイスラエルの聖地エルサレムから10キロほど南に走ったヨルダン川西岸地区に位置し、いま現在はパレスチナ自治区となっています。イスラエル側からヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)に入るには、検問所を通らなければなりません。写真はもちろん不可。カメラや携帯でカシャっとやったら、即連行されるので絶対にカメラには触れるなとガイドからかたく言い渡されました。
荒野の真ん中にある検問所に止まると、ライフルを肩から下げた兵士がバスに乗り込み、ひとりひとりの顔を確認するようにゆっくりと車内を一巡してから下りてゆきました。彼らの眼光の鋭さが印象的だったのと、なんとも言えない違和感を感じました。
2、イスラエル人の戦争観
ヨルダンとの国境を流れるヨルダン川はイエスが洗礼をした場所で、ここも一大観光地です。ヨルダン川に入ることができるので、キリスト教徒にとっては聖地巡礼の重要なポイントの一つなわけです。

イエスが洗礼したと言われるヨルダン川。対岸はヨルダン。
でもね、ヨルダンとの国境地帯ということもあって、すぐそこには鉄条網があって、その向こうは見渡すかぎりの地雷原です。イスラエルを旅しているとあちこちに地雷原があって、シリアとの国境に近いゴラン高原に向かうハイウェイの両側にもえんえんと地雷原が続いていました。ガイドいわく、対戦車用なので人や牛馬が地雷を踏んでも爆発しないと言っていましたが。

ガードレールの向こうの鉄条網の崎は地雷原。ゴラン高原方面行のバスの窓から。
イスラエルのミツペラモンのコーヒースタンドや大きなスーパーマーケットがあるエルサレムの繁華街でも、ライフルを肩から下げた私服の若い兵士が楽しそうに談笑しているのを見ました。
イスラエルでは高校卒業と同時に男女とも2年間の兵役があります。
新兵は自分のライフルを渡され、以後責任をもってライフルの管理責任を負います。かれらは休暇になると家に帰りますが、管理責任さえ果たせばライフルを兵舎に置いて帰るのも自宅に持って帰るのも自由。万が一兵舎に置きっぱなしにして、なくしたら責任問題になるので、多くの若者は休暇中も肌身離さずライフルを持ち歩くのだそうです。
そしてライフルを持ち歩く以上、休暇中だろうが兵士としての責任を果たさねばなりません。もしスーパーマーケットで犯罪者が一般市民に危害を加えそうになった場合は市民を守るのが兵士の義務。場合によってはライフルで犯罪者を撃ち殺すことも許されています。ただ殺す必然性があるのかという判断もふくめて、二十歳にも満たない彼らが自らの行動の責任を負うことになります。力を持つ以上、相応の覚悟を求められるというわけです。

イスラエルのスーパーマーケット
実際に2年間の兵役に参加したことがあるガイドは、隣国シリアやヨルダンとの戦争が起きたとき、新兵はベテランの予備役が前線に到着するまでの数時間を持ちこたえればいいという立ち位置なのだと言っていました。つまりある程度の新兵の犠牲はやむを得ないということです。
3、戦争に対する日本人の感覚と違和感の正体
この話を聴いたとき、国境の検問所での出来事やライフルを持った二十歳そこそこの私服の女性たちや延々と続く地雷原を見たときの違和感の正体がわかりました。軍隊は存在しないとされている日本とイスラエルの状況は根本から違うんです。多くの日本人にとって戦争は対岸の出来事であって、その大前提として世界は平和だと思っているんです。
そりゃニュースを見ればウクライナやガザの戦闘が伝えられていますが、それは私たちにとっては映画と変わらないんです。世界ではウクライナや今回のガザにおける戦争が話題になるずっと前から、世界各国で国境紛争が起きています。でも戦後、平和という幻想の中に浸かってきた日本人にとって他国の戦争を実感をもって感じることはできないし、どこか遠い世界の出来事なんです。
一方で世界の多くの国では戦争はもっと身近でリアルな出来事です。
いつ隣国との戦争や紛争が勃発するかわからない。あるいは中南米のように国内麻薬組織と国家との血みどろの抗争の真っただ中にいる国も多い。そういう国に住んでいる人々と日本人とでは、命の重さに対する意識の差があって当然です。
そしてそれが6年前に私がイスラエルで感じた違和感の正体でした。
平時は個人の自由を重んじていても、いざとなると個人よりも国全体の安全を優先させる。国を守るために若い兵士が犠牲になるのは仕方がないという共通認識があるんです。
10月7日のイスラエルに対するハマスの奇襲ではまさにそれが現実になりました。
鉄壁の守りを誇るイスラエル側の兵舎がいとも簡単に侵入されて、多くの若い兵士が亡くなりました。ハマスの奇襲に対して、イスラエルは電光石火の速さで宣戦布告、現在も両者の戦争は続いています。
当初から情報通の間では、イスラエル、正確にはネタニヤフは事前にハマスの動きを察知しており、自国の若い兵士たちの犠牲も計算のうえで彼らの動きを利用したとの見方がありました。もともとハマスはPLOのアラファト議長を排除し、中東平和を阻止するために、イスラエルの手によってつくられた組織ですから、裏でネタニヤフとの取引があったとしても不思議ではありません。
つまりマッチポンプです。
民間人もふくめて、若い人々の犠牲はあまりにもむごい。
けれどそれが世界の現実です。
4、ネゲヴ砂漠で降りた啓示

ネゲヴ砂漠の日の出
2017年にイスラエルに行ったときにネゲヴ砂漠に一泊して、日の出とともに祈りました。
そのときに降りた啓示があります。
やがてこの地は戦場となる
それでも道を拓け
そなたたちの命を使って生きよ
それがひとの子の道
時代は変わる
道は拓ける
御心のままに生きよ
この啓示を受け取ったときに率直に思ったのは、中東はこれまでも火薬庫だったし、この先もつねに火薬庫である以上、そう遠くない未来にイスラエルで何度目かの戦争は起きるだろう、いちおう一部公開はするけれど、あえていま伝えることなのか??? ということでした。
あれから6年の月日が流れ、核の脅威は現実化し、当時よりも世界はずっと暴力と絶望にさらされています。
いまだからこそ、いまの時期にあえて伝える必要があるんです。
パレスチナ領のベツレヘムがキリストの生誕の地なら、そこで人は何を思うだろう?
ガザの人々をはじめとしたパレスチナ人の苦しみ、
亡くなっていった若いイスラエル兵士の絶望、
帰ってくることのない人質を待つ家族の無力感、
空爆にさらされたウクライナの子どもたち、
世界各国で起きているが虐殺と暴力、
そんな世界にあって、戦後生まれの日本人に何ができるだろう?
日本人である私がイスラエル領のネゲヴ砂漠で啓示を受け取った意味はなんだろう?
きっとね、世界常識を知らない、平和ボケの日本人だからこそ、できることがあるんです。
だから、
命を使え、
道を拓け、
時代は変わる、
と、言われたのです。
日本人だからこその感覚、日本人だからこその視点が、この先の時代を拓く大きなヒントになるはずです。
わたしたちには力がある、それを思い出してください。
なにはともあれ、メリークリスマス。
聖なる日だからこそ、誰の心にも安寧が訪れますように。
2023年12月25日
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◆イスラエルの旅シリーズ
- イスラエルの旅⑦(終章) 赦し~ネゲブ砂漠にて
- イスラエルの旅⑥ ネゲブ砂漠の宿
- イスラエルの旅➄ 死海と水不足
- イスラエルの旅④ イエスと聖母マリア
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