古代幻視」カテゴリーアーカイブ

対馬の海と日輪と

 先週、急遽長崎県対馬に行ってきた。
 先月行った壱岐は月、今回の対馬は太陽。
 どちらの島も古代幻視シリーズで追った神功皇后の足跡が随所にある。まさに3~4世紀の歴史の大舞台だった島だと痛感。
 

 今回お世話になったのは対馬西山寺の宿坊。
 ここは江戸時代、豊臣秀吉の朝鮮出兵で最悪な状態になっていた日朝関係の修復に大きな役割を果たした寺でもある。おりしも2017年の国際情勢は北朝鮮の動向が鍵にもなっているだけに不思議な導きを感じる。
 

 そうそう希望者は座禅もできるので、翌朝6時から座禅に参加した。参加者は私だけで、静かな時間を過ごせたよ。
 

 今回足を運んだのは和多都美神社、海神神社、烏帽子岳、阿麻テ留神社、住吉神社、そして海。和多都美神社と海神神社の御祭神は豊玉姫、つまり乙姫。乙姫プロジェクトともリンクする。さらに乙姫と神功皇后は深いつながりがあるんだよね。
 

 ふたつの島の陰陽のエネルギーがいい感じに和合安定するのを実感。
 さてこの夏はどんな風が吹くだろう。
 

2017年7月16日
 
 

和多都美神社の鳥居。海中に鳥居があって、大潮の時は2メートルも沈む。

和多都美神社の境内。海のエネルギーに満ちている。

和多都美神社の背後に控える烏帽子岳から浅茅湾を眺める。古代の風景が浮かんでくる。

阿麻テ留神社。祈っていると頭上の日輪が輝きを増す。古代では太陽神を祀っていたのだろう。

住吉神社。ここも海のエネルギーが半端ない。

厳原飲み屋のある界隈。

モスバーガーのおばちゃんに教えてもらった居酒屋で晩御飯。サザエのつぼ焼きは絶品。

プロメテウスの火

 ところで神功皇后が封印した十拳剣の剣とは何だったんだろう?
 

 未知の兵器、アーク、あるいは霊的なエネルギーを操作するときに使う神事用のツールなど、考えようとすればいくらでも考えられる。それが何だったのか、いまとなってはわからない。ただそれは政治的あるいは物理的な意味もふくめて、日本列島をバラバラにする力をもっていたのだろう。
 

 たまたま友人がおもしろいことを言っていた。
「日本列島って、フォッサマグナやら中央構造線やらがひしめきあっていて、大きな地殻変動があれば四方八方に引き裂かれるって話もあながち笑い話じゃないけど、それよりももっと現実的にばらばらになる寸前だった時期があったよね」
 

 彼女が言っているのは、第二次世界大戦直後、当時敗戦国だった日本をロシアとアメリカが分割支配するという話になったときのことらしい。ちなみにそれを止めたのはマッカーサーだった。もしそれが実行されていたら、今頃日本は東西ドイツ、あるいは南北朝鮮のような状態になっていたかもしれない。
 
 
 ギリシャ神話にプロメテウスの火というのがあるよね。
 神の一族であるプロメテウスは人間に神々の叡智の象徴である火を与えた。ところがそれを知って怒ったゼウスは、プロメテウスをカウカソス山の山頂に貼り付けにし、生きながらハゲタカに肝臓をついばませるという残酷な罰を与えるという話だよね。
  

 十拳剣とは、プロメテウスの火だったんじゃないだろうか。
 正しく使えば、人類に幸福をもたらすけれど、誤った使い方をすれば死と破壊をもたらす力。
 すでに人類はそのひとつを手にしている。
  
 

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古代幻視 3 神功皇后

  記紀においては神功皇后にまつわる物語はかなり詳しく取り上げられているにもかかわらず、歴史家たちの間ではその実在は長いこと懐疑的にあつかわれてきた。
神功皇后は息長帯比売(おきながたらしひめ)とも呼ばれ、仲哀天皇の后にして、第15代応神天皇(誉田別命 ほんだわけのみこと)の母。シャーマンでありながら政治的な手腕にもすぐれた女性として描かれているんだよね。
 

 神功皇后は北陸から日本海ルートを通り、ひと足先に熊襲征伐のため瀬戸内海ルートで九州に赴いていた夫の仲哀天皇と合流する。ところが一行が筑紫の香椎宮に滞在中、神功皇后に神託が降りる。
 

「海の向こうに金銀財宝の豊かな国があるので、その国をそなたにやろう」
仲哀天皇はそれを聞いて、そんな国は見えないといって、琴を弾くのをやめてしまう。(注:ここで琴を弾くのは后の神懸りをたすけるためで、それは夫である天皇の役目)
 

 同席していた建内宿禰が神罰をおそれて、天皇に琴を弾くように進言すると、天皇はふたたび琴を弾き始めたものの、突然琴の音がとぎれ、天皇はその場で崩御してしまった(これは古事記だけど、日本書紀では一書に曰く、弓で腹を射抜かれて崩御したという記述もある)。
 

 天皇が崩御すると、神功皇后はすぐさま熊襲を平らげ、神託どおり朝鮮半島の新羅に渡る。彼女の神威をきいて、新羅の王は戦わずして臣下にくだる。帰国すると息子の誉田別命を立てて大和に戻ろうとするんだけど、彼の異母兄弟にあたるふたりの皇子と皇位をめぐって争いになる。
 

 神功皇后は海路大和に向かいつつ、霊力と策略をふるに生かしてふたりの皇子を打ち破り、大和に凱旋する。誉田別命は応神天皇として即位し、彼女は摂政として君臨し、100歳で没する。
 

 とまあ、見事なスーパーウーマンぶりなんだよね。それがよけい実在性を疑われる理由にもなっている。さらに神宮皇后の子供である応神天皇の父親は誰かという疑惑もある。仲哀天皇の崩御直後に懐妊していることがわかり、10月10日ぎりぎりで応神天皇を産んだため、父親は建内宿禰じゃないかなどとワンドショーなみの不倫疑惑もあったりして、いまだに結論はでていない。
 

 個人的には神功天皇は実在すると思っている。これは確信。父親も建内宿禰ではなく、仲哀天皇に間違いない。
 ただしわたしの見たものは記紀の記述とはちょっと違うので、主観をいれずに見えたものだけを書いてゆくね。
 

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古代幻視 2 滋賀県鏡山と伊勢遺跡

 世界は無数の糸がより集まってできている。
 はじめのうちは心眼にぽつりぽつりと映るビジョンがいったいどこへ向かおうとしているのかわからなかった。主人公の目を通してその時代を眺めつつ、やがてかれらが重複したひとつの物語の主人公だと気づくまでに数年の歳月が過ぎた。
 

 というわけで饒速日尊にひきつづいて、今回は滋賀県蒲生郡竜王町にある鏡山とその隣町の野洲市・守山市一帯が舞台です。ビジョンだけでは時代がわからないのが難点といえば難点だな。
 

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古代幻視 1  饒速日尊

 さてこれからすこしずつ祈りや瞑想のときに降りてきたビジョンを書いてゆくね。これは一貫したストーリーではなく、ちょうどジグゾーパズルのように大きな流れの断片を見ているので、わたしにも繋がりのわからないところがたくさんある。
 

 それから神社に祀られている御祭神の名前が多々でてくるけれど、基本的に霊的な存在としてのそれではなく、歴史上の登場人物として、実際に肉体をもっているひとりの人間だと思って読んでね。
 

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