まん丸い月に照らされて
このところ満月のせいか、はたまたエネルギーの流れが加速しているせいか、心身ともに不調だったり、人生の岐路に立たされているひとも多いんじゃないかな。
うん？ わたしはあいかわらず平穏かつどきどきな（？）日常を過ごしているけど、身の回りでは、本当はどうしたいのか、自分自身のより深いところにある願いや思い、さらには魂の奥から浮き上がるミッションと向き合わざるを得ない状況になった友人・知人が多かった。
思ってもいなかったトラブル。
ここ数年間がんばってきた末の挫折。
壊れた夢の残骸を目の前にして、方向転換やあらたな道を模索する必要に迫られているひとも多いだろう。
もちろん単純に決断できなくて日常に流されているひともいるだろう。
それでもね、いいと思うんだよね。
わたし自身も若い頃の挫折や失敗はいっぱいある。
怖さが先に立って、目の前にきたチャンスをみすみす逃したことも一度や二度じゃない。
いま大きな流れがきているけど、その波に乗れないひともたくさんいるだろう。
足が震えて立ち尽くしたまま、現状にとどまるひとも多いだろう。
昔のわたしはブログでもけっこう厳しいことを書いていたよね。
いまチャレンジしなくて、いつするんだ？ みたいなね。
うん、。若気の至りだったな。
いまはチャレンジしなくても、無為に日常を過ごしてもいいと思っているんだよね。
怖い気持ちや不安な気持ちをもっていれば立ちすくむのはあたりまえ。
どんな気持ちも大切な自分自身の一部。
わたしたちが選択することは、すべてその時の自分の精一杯のベストセレクトなんだよね。
目の前の誰かが悲しみや後悔で泣いているとき、いつも思う。
そのときあなたは、あなたの最善を尽くしたのだと。
たとえ心のどこかで逃げていると知りながら、なおその選択をしたのだとしても、それでもあなたは最善を尽くしたのだ。
それ以外の選択はなかったのだと。
御心のままに。
ひとはいつも、ただ、いまこのときを精一杯生きていると思うんだよね。
ときには人間はなんて愚かで幼いのだろうと思うこともある。
だけど誰がそれを裁けるというのだろう？
わたしもまた、愚かで幼いひとの子なんだよね。
そしてね、それでもいいと思うのだ。
ほんの少しずつでも、ひとはそれぞれのペースで進化し続けている。
それは大いなる意志。
大いなる宇宙のゆりかごの中で、わたしたちは今日も進化し続ける。
だからね、あなたはあなたでいてください。
そう、
あの、まんまるいお月さまに見守られながら、ね。
2014年11月9日
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