火山と縄文~隠れたパワースポット八幡平
先週の連休はいつもの八幡平のセカンドハウスに行ってきた。
ブログでもちょくちょくでてくる八幡平は意外に知られていなくて、八幡平ってどことよく聞かれる(苦笑)。というわけで、本日はわたしの愛する八幡平について書くね。
北東北にある十和田八幡平国立公園は岩手、青森、秋田にまたがる火山と湖と広大な原生林からなっていて、十和田湖・八甲田山・奥入瀬渓流からなる十和田八甲田地域と岩手山・八幡平・秋田駒ヶ岳からなる八幡平地域に分かれるんだよね。八幡平地域は日本有数の火山地帯で、大地のエネルギーが半端ない強力なパワースポットでもある。
これまでシャーマンの仕事で北は北海道から南は沖縄の与那国島まで、パワースポットと言われる神社はもちろんあまり知られていない秘境も含めていろいろな場所を旅をした経験があるので、じつはわたしはパワースポットや聖地にはかなり詳しい。
ところが東日本大震災直後、岩手県盛岡駅の北にある岩手山の山麓を歩いた時のこと。あたり一帯の土地のエネルギーの強さと透明度に心底驚いたんだよね。日本広しといえども、これほど大地のエネルギーが強い場所はそう多くはない。
まさに知られざるパワースポット。
あまりにも心地よくて、好きすぎて、週末田舎暮らしの拠点に選ぶほどだもん。
いざ住み始めて、はじめて知ったんだけど、八幡平には1882年(明治15年)から1972年(昭和47年)まで「雲上の楽園」と呼ばれる松尾鉱山があったんだよね。東洋一の産出量を誇った松尾鉱山は往時は日本の硫黄の産出量の30%、硫黄鉱の15%を占め、戦後の日本の復興を支えてきた。ところが高度成長期に石油から採れる安い輸入硫黄にとって代わられるようになり、1972年には閉山に追い込まれる。
標高900メートルにできた鉱山の町は終戦直後には従業員の家族も含めると15000人が暮らし、映画館などの娯楽施設があり、公団住宅の光熱費や水道代もただという、まさに「雲上の楽園」として栄えたらしく、資料館に行くと当時の賑やかな祭りや人々の暮らしぶりを観ることができる。
八幡平地域が次にブームになったのはわたしの知っている範囲だとバブル時代じゃないかな。パウダースノーのスキー場と温泉が有名で、別荘とペンションが立ち並び、当時は都心から八幡平や安比高原に向かう深夜バスが出ていた。
バブルもはじけた2000年代の八幡平はゆたかな自然がそのまま残り、別荘地と温泉郷とトレッキングやスキーの拠点、そして知るひとぞ知る国内有数のパワースポットとして静かなブームになっているってとこかしらん。
八幡平に行くと、必ずご挨拶に行く近所の神社がある。
ここはもとは松尾鉱山ができたときに山の神様を祀った神社なんだけど、閉山とともに里にご神体を移したらしいんだよね。ちいさな丘の上にあって、普段は無人の神社なんだけど、大地の奥深いところからあふれるエネルギーと天の気がいっきに降りてくるんだよね。北東北はとくに縄文の力が強いと実感するような場で、内緒にしておきたい場所のひとつだったりする。
で、数年前に大晦日の真夜中にお参りにいったときのこと。
真っ白い雪が積もった階段を上りきったお社の横で氏子さんたちがお神酒をふるまっていたんだよね。せっかくなのでお神酒をいただいて、一口飲んだとたん、陽気が満ちているというか、笑いが止まらなくなってしまって参ったことがある。お神酒はなんのへんてつもない普段よく飲む鷲の尾の一升瓶だったんだけどな。
よほど神様は嬉しかったんだろう。
2016年10月12日
◆縄文コード
◆鹿島ー諏訪、そして縄文◆
★レイライン01&02
・鹿島神宮 1 諏訪大社と縄文神 2006年10月23日
・鹿島神宮 2 鹿島ー諏訪レイライン 2006年10月28日
★レイラインシリーズ1-8
・レイライン1 鹿島神宮と縄文ライン1 2006年12月5日
・レイライン2 鹿島と香取 2006年12月7日
・レイライン3 パワースポットの謎1 大地の力 2006年12月17日
・レイライン4 パワースポットの謎 2 縄文神の正体 2006年12月19日
・レイライン 5 パワースポットの謎 3 余談だけど運気アップのコツ 2006年12月24日
・レイライン 6 パワースポットの謎4 御祭神もいろいろ 2006年12月29日
・レイライン7 出雲の御祭神 2007年1月24日
・レイライン8 縄文ライン 2007年2月18日
・プロメテウスの火 2007年2月6日
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