愛する人を守るために 1 ～希望を生み出す力
根拠などなくていい。
生きることそのもの、あなたの笑顔そのものが希望なんだよ。
それが、あなた自身とあなたのまわりのひとに力を与える。
☆
私達は３月１１日の東日本大震災とその後の福島第一原子力発電所での事故によって多くのものを失った。多くの人命、家、仕事、経済的基盤、安全な食や土、空気など、数え上げればきりがないけれど、私達が失ったちばん大きなものは「時間」なのだろうと思う。
平穏な日常が続いている時、多くのひとは人生の中で「時間」が有限であることをほとんど意識しないで生きている。大地はあたりまえのように足元にあり、深呼吸をすれば胸いっぱい空気が入ってくる。たとえばいつか自分の寿命が尽きて肉体は土に還ったとしても、残された家族や友人達の日々の営みは永遠に続いてゆくものだと、心のどこかで思っていたかもしれない。
そう、この星とともに生きる私達人類にとっての「時間」は、気持ちのうえではこの星の寿命に等しかった。たとえそれが幻想であったとしても、だ。
ところが今回の震災による原発事故はそうした状況を一変させた。
福島第一原子力発電所の事故時に放出されたセシウムやストロンチウム、プルトニウムといった放射性物質が土壌と海を汚染し、たかだか寿命１００年程度の人類にとっては無限に等しい半減期を待たなければ元の環境に戻らないという事態を引き起こしてしまった。さらに地球は地震や噴火といった地殻変動と同時に霊的な転換期にはいっている。
それが何を意味するのか？
多くの人が思っているほど未来は平穏ではない。すなわち私達に与えられた時間は「有限」なのだということを自覚せざるを得ない状況へと事態は進むだろう。そして現実を直視し、時間が有限であることを自覚したとき、その人は無限の時間を手に入れることになる。震災以前の幻想としての「無限」ではなく、本質的な無限をだ。
そうなったとき、事態ははじめて本質的な解決と真の創造性へと向かう。
そのとき私達は自然と科学が見事に調和した文化を生み出すだろう。
すくなくともわたしの目にはその姿がはっきりと見える。
じゃどうしたら、いま目の前になる問題を解決して、人類全体がそこに進めるのだろう？
人類などと大げさなことではなく、まずは自分自身がこの状況をどうやって切り拓いていったらいいだろう？
そのあたりを今後少しずつ書いてゆこうかと思う。
まずはそれぞれがそれぞれの分野でできることをすればいい。
主婦は主婦として、技術者は技術者として、経営者は経営者として、
それぞれの良心に従って、フルに脳みそを働かせて努力してみて。
もちろん努力の方向性は間違えちゃいけない。
精神論ではなく、目の前の事実を認識して、現実に即した対応をして、はじめて努力が結果に結びつく。
現実を直視しないとか、リスクを過小評価するなんていうのは論外なんだけど、そうしたスタンスで生きている人も多いよね。
それが自分の生き方だというなら、もちろん止めはしない。
でももし無自覚に現実逃避と過小評価をしているだけなら、ほんの一瞬でいいから立ち止まって考えてほしい。
現実逃避の代償は重い。
すでに私達は３月１１日の東日本大震災とその後の人災によって、じゅうぶんに無関心と現実逃避の代償を払った。けれど残念ながら私達がこれまで放置してきた行為のツケを本格的に払うのはこれからだ。なぜなら私達は私達の子孫の気の遠くなるような未来を担保に、現在の快適さを享受しているからだ。
次回からすこしずつ現実を直視するコツや311後の人生を切り拓くコツを書いてゆくね。
2011.6.1
（つづく）
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Comment
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切迫した感覚は内面に感じます。 だからこそなのですが、いまの現状その金額は・・・・と思います。 早急に！と思うなら尚更です。 ある程度神事にもお金は必要です。それは理解しますし当然だとは思いますが、何か矛盾を感じます。 お金の無い方は無理ってことですよね。
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こんにちは。 私にとっても今の状況は些末なことに立ち止まっている時間的余裕がいやおうなしに減ってきているのを実感しています。 何がもっとも自分にとって大切なのか？本質的なことを考える作業を加速させられている気がしています。 まずはそれぞれの分野で出来ることでいい、と言っていただいて安心感と自信が湧いてきました。ありがとうございます。 時間が無限であるという幻想が無くなったのは良いことかもしれません。そこに隠れて見えなかっただけの真実を自覚することが出来るのなら。 自然と科学が見事に調和した文化、そんな良い方向に進みたいですね。
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通りすがりさん はじめまして。 CEL講座のプラクテショナーコースはコーチングセッションとならんで株式会社オフィス・ルテラムウの主な業務のひとつであり、本講座は心理学をベースにコーチングやエネルギーワーク等を学びながら人間力を磨くための専門的な内容となっております。 当然ながら７０時間におよぶ講座内容を作成するための開発工数はもとより、講座を開催するにあたって人件費・会場費などさまざまなコストが発生いたします。金額に関しましてはコスト面等さまざまな角度から検討した上での適正価格です。 神事に関しては、企業活動ではなく白鳥個人の活動であることをご理解ください。ちなみに神事はそれほどお金はかかっていませんよ。
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kotaroさん こんにちは。 いい意味でプロに徹することができるといいですね。さまざまな個性とプロが集まったら、新しい展開が開けてくると思います。 ＞時間が無限であるという幻想が無くなったのは良いことかもしれません。そこに隠れて見えなかっただけの真実を自覚することが出来るのなら。 はい。そう思います。 そこに気づくことができるかどうかがポイントでしょうね。
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キョーコさん お返事頂けた事うれしく思います。 さまざまな教えがある中、常に疑問に感じたこと。 今までの生きていた中で、あらゆる宗教を見てきましたが、頂いた力を売るという感覚がどうしても納得できない事が多々ありましたので失礼とは思いつつコメントさせて頂きました。
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通りすがりさん おはようございます。 そうでしたか。そんなことがあったんですね。 自分自身を見つめる作業は本来は宗教や神さまとは切り離して考えたほうがよい話なんですよ。もちろん神様を信じることによって結果的に自分の内面と向き合う必要性に気づく方もいますから一概に宗教を否定しませんが、人間が精神的に成長するうえで必ずしも神さまや宗教が必要なわけではありません。 私は政治・経済も含めて現在の問題を解決し、この時代を生ききるためにいちばん必要なのはひとりひとりの「心の力」であると感じてます。心を成長させて「心の力」をつけるにはさまざまな方法があり、講座で教えている内容もそのひとつです。 （つづく）
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講座ではサイコシンセシス（統合心理学）や交流分析・フォーカシング・認知療法・NLP,さらにシャーマンの技術やエネルギーワーク等を初級から上級までそれぞれの段階に応じて組み合わせ、受講生達が実生活で使えるようなカリキュラムを組んでいます。これは神様からもらった特別な力の産物ではなく、トレーニングさえすれば誰でも身につけられるものです。ハリーポッターに出てくる魔法学校に似ているかもしれません。 私はこの肉体はもちろん、話す、動く、走るといった肉体と頭脳に付随する能力も含めて「命」そのものが神様からいただいたものなのではないかと感じています。たとえばイチローの運動能力も生まれながらにして神様から与えられた能力です。彼は努力によってそれに磨きをかけたからこそ、今の彼の活躍があるのだろうと思います。 霊能的な能力もこうした運動能力と大きな違いはありません。それよりも大切なのは自分を信じて努力したかどうかだろうと思うのです。私は自分の可能性を信じる力こそが、人間が神さまから与えられた最大の力なのではないかと考えています。私が講座やブログを通じて、本当に伝えたいのはここです。 長文になりましたが、読んでくださってありがとうございます。 気持ちを伝えてくださって嬉しかったです。 ありがとうございます。 2011年6月2日 新月
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こんにちは。 真正面からお返事頂き何かがすっきりしました。 ネット上ですが出会いに感謝致します。 こうした出会いの中からも今の瞬間も全てにやはり感謝です。 今日は新月なのですね。 またお邪魔すると思います。ありがとうございました。
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キョーコさん こんばんは。 私も時間はずっと有限だと思っていました。 日本は平和な国で、世界恐慌が起きても、戦争が起きてもこの国だけは変わらないと･･･でもそうではなかった。幻想の無限ですね。 私も現実を受け入れることから始めます。 一人一人の勇気が繋がっていくことを信じています。 それには、自分から始めないと！と、ここまで書いて、マイケルのMan in the mirrorを思い出しました。あの曲はとてもいい曲ですね。 それにしても、最近（前からだけど）の政治は･･･ もともと沸点の低い（つまり短気ということ）私ですが、最近は沸騰を通りすぎて、水蒸気になってしまいます。 取引先の男性は、子供為に帰宅後毎日自宅の拭き掃除をしています。また、別の方は幼い子供が突然鼻血を出したこと、最近は元気がないこと、放射能の影響ではないかと、とても心配しています。もっと何かできたのではないかと後悔しています。地震の時は、子供の上に四つんばいになって子供を守っているお父さんもいます。 ねえ、皆一生懸命なんだよ、自分の愛する人達を守るため、皆一生懸命なんだよ。なぜ、日本の気象庁は放射能拡散予報を出さないの？SPEEDIはなんのためにあるの？放射能の安全基準値をあげて問題解決になるの？内閣不信任案に造反した人達の処分を検討する前にやることがあるんじゃないの？ 「営業とは、私達のサービスをお客様に提供すること、その対価としてお客様からお金を頂く。だからこそ、私達のベクトルはお客様に向けるんだよ。」私が新卒の時に先輩に言われた一言です。改めて肝に銘じます。 そしてﾌﾟﾛである前に、何があっても人であろうと思います。なんだかとても切ないです。
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>でももし無自覚に現実逃避と過小評価をしているだけなら、ほんの一瞬でいいから立ち止まって考えてほしい。 この文章にハッとしました。正に私です。失業して不採用続き、仕事の見つからない私に一体何の力があるというのだろう？私には何かを変える力なんてないと現実から逃げ続けていましたが、良くないですねー。 どう状況を切り抜けていけばいいのか、続きを期待しています。
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通りすがりさん はい。こちらこそありがとうございました。 またいつでも遊びに来てください。
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柴犬さん こんにちは。 そうですね。この国の今の姿は切ないですね。 政治は残念ですが切り捨てるしかないでしょう。 これまで政治に依存してきた幼い日本人が自律したおとなになるための試練だというにはあまりにも代償が大きすぎましたが、それでも国民ひとりひとりが自分の足で立ち上がるしかないと思っています。 私たちが精神的に自律して、まったく新しい文化や社会をつくりだしたとき、政治もおのずと違うシステムになってゆきますね。 まさにMan in the mirrorですね。 気合い入れていきましょ！ 幼い子供たちの被爆は気になります。 子供に関してはボランティアで被爆に特化したヒーリングをしているので、遠慮せずにいつでも声をかけてください。ひとりでも多くの子供たちが健康に成長することがいちばんの願いですから。
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みきさん こんにちは。 ＞私には何かを変える力なんてないと現実から逃げ続けていましたが、良くないですねー。 うふふ。そうですね。 みきさんも自分の内側にすでにある力に気づけるといいですね。 もう持っているんですよ。 ただ気付いてないだけ。 ブログは少づつ書いてゆくので楽しみにしていてくださいね。 ちなみに映画の「マトリックス」を知っていますか？ 自分の力を引き出す応用可能なヒントが満載の映画です。 機会があったら観るといいですよ。 そのとき自分はこの映画から「今を生きるヒントを手に入れる」と心の中で３回唱えてから観てくださいね♪
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やはりこういう時は女性の働きが大事ですね。 飯山一郎先生が提唱されている乳酸菌培養をおすすめしたいです。 何もやらないよりはやった方が良いと思っています。私も始めました。 キョーコ先生もまだでしたらお試し下さい。 http://blogs.yahoo.co.jp/tisane8/4275992.html 汚染された野菜は糠漬けの古漬けにすると放射能が消えるそうですよ。 ガイガーカウンターを使って計測してみて下さい。
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ななしさん こんにちは。 乳酸菌培養ですか。 発酵食品が体にいいといいますものね。 オススメのサイトはあとで読んでみます。 ありがとうございます。
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キョーコさん 子供に特化したヒーリングの件、ありがとうございます。とても心強いお申し出に感謝します。あっ、それから私も気合いいれて生きていきます。
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こんばんわ。 日本が大変な時期に入っていますが、私個人も今年の年初からひっきりなしに心の地震が続いています。 常に理性的にどうすべきかを考えるよう心がけているのですが、なぜ今こんなことで苦しまなくてはならないのか分からず、また有効な解法も見つからず苦しみが増す一方です。 何かの罰が当たっているのか、それとも軌道修正を迫られているのか、新しい何かを見つけさせようという意図があるのか全く分からず不安で苦悩するばかりです。 2011年というのは、個人にとってはどのような意味のある年なのでしょうか？
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ごりらさん おはようございます。 基本的に社会的な出来事と個人の生活はリンクしています。 ２０１１年以降は社会が大きく変化することを求められていますが、それは当然個人にとっても同じです。 つまり自分自身の内面をきっちり見つめ直すことを迫られているわけです。 自分自身を見つめなおすということに関して、現代はありがたいことにさまざまな方法があります。 心理学をメインにしたルテラムウのＣＥＬ講座もそうですし、他社でも心理学関係や自己研磨が目的の講座を開催していますし、とても有効だと思います。 うちのコーチングセッションには問題解決にとどまらずに、自分自身を高めるために通っている方がたくさんいらっしゃいます。 まずは心理関係の講座や個人セッションを調べてみてはいかがでしょうか。
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ありがとうございます。 その後、少し進展があり、今年になって初めて、心に余裕ができました。 理性的に、何が正しいか考えているのですが、心が曇っているからか、何が正しいのかよくわからない状態にあります。 とりあえず、目の前のことに取り組む姿勢でいますが、「新しい社会が出現したら、今やっていることは無意味になるのでは？」など余計なことも考えてしまいます。 私はまだ個人が大きく変化する、ということに疑いがあります。 もうどうしようもないのではないか、自分の性質は変わらないのでそれと賢く付き合う方向で考えるしかないのではないかと考えています。 セッションについては興味を持っております。 今後ともキョーコさんの情報をフォローさせていただきます。
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ごりらさん こんにちは。先日はお疲れ様でした。 心に余裕ができたとのこと、よかったです。 >とりあえず、目の前のことに取り組む姿勢でいますが、「新しい社会が出現したら、今やっていることは無意味になるのでは？」など余計なことも考えてしまいます。 新しい社会は、いまやっている事と地続きなんですよ。逆にいえば、いまの日々の生活や行動からしか新しい社会は生まれてきません。今をないがしろにすれば、新しい社会は永遠に来ないとも言えます。 また心理学の観点でいうと、一般的に性格や性質と呼ばれるものは生まれながらの「気質」と後天的な環境によって作られた考え方や行動パターン、いわゆる他人から見える「性格」の二つの部分から成り立っています。このうち気質はかわりませんが、後天的な性格は変えるというより、本来に自分の気質をより生かせる思考パターンに戻ることが可能ですよ。
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返信ありがとうございます。 気質と性格、わかりやすくて非常にスッキリしました。 より自分らしくいられる時代がやってくるということだと解釈しています。しかし、そうなると今度は社会性が欠落して厄介なことになるのではと案じてしまいますが、 社会全体が変化することでそのような心配も不要になることを期待したいです！