自分を信じる力、=不動心
今日の昼間は月二回のヴォイストレーニングだった。
まあ、声を出す技術というか、定期的に声帯を整えるトレーニングで、いつのまにか9年も続いている。
レッスンの休憩中に、超一流のミュージシャンと普通の歌手はどこが違うかという話になった。
トレーナーのFさんいわく、
「かれらの凄さは技術ではなく、楽器の音を聴いて、それに最高のタイミングで声をのせてゆく集中力と楽器に寄り添う力量なんです」
「つまり集中を超えた研ぎ澄まされたリラックス感を持った状態で、ドラムやギターの音に寄り添う?」
「そうです」
集中を超えた境地と音に寄り添って委ねる精神状態は音楽だけじゃない。
瞑想も上達してゆくとゆだねる心境になるし、最近始めた踊りも同じだと感じる。
もっといえば、人生も同じ。
集中してゆだねるというのは、不動心そのものともいえる。
つまり自分を信じるってことだ。
仕事でも日常生活でも、生きている限り、はじめての出来事や突発的なトラブルはさけて通れない。
もちろん以前の経験と同じような出来事も多いし、過去の経験が応用できることもたくさんある。
でもそれだけで済むほど人生は甘くない(笑)。
はじめての出来事や想定外の出来事に出会ったとき、わたしたちは自分自身の不動心を試されることになるんだよね。
先日、九州の高千穂峡で、三人乗りの手漕ぎボートに乗ったんだけど、流れが速くて複雑なところが一か所あって、うまく曲がりきれずにボートごと浅瀬の岩に乗り上げて、うんともすんとも動かなくなってしまった。19歳のときに北海道の支笏湖でボートを漕いで以来、30年ぶりだからね。まあこういうこともある(爆)。このとき自助努力はしたけど、脱出できずに、結局スタッフの方に助けてもらった。
このとき状況に真剣に取り組みつつ、楽しめるかどうか?
これができれば不動心度(自分を信じる力)はかなり高い。
人間にはそれぞれ能力の違いがあって、ボートなんか簡単に操作できる人もいるし、もっと高度な能力をもったひとはたくさんいる。ポイントはその能力の限界を超えた事態に遭遇したときに、どういう精神状態で対処するかだ。いまできることに全力で取り組みつつ、結果は大いなる運命(?)というか、人智を超えたところに委ねる。
つまり音楽と同じ。
集中&ゆだねる心を育てることが不動心を育てることにつながるんだよね。ひとつのことを地道に練習してゆくとか、小さなことでいいので初めてのことにトライしてみるとか、これからの時代は先行き不透明なだけに不動心度数をあげてゆくといい。
個人的には、短期間で不動心を育てるにはアウトドア遊びがおすすめ。
①上から見た高千穂峡。
②座礁前、快調に漕いでいる。
③座礁中の記念撮影。にっちもさっちもいかなくなって、助けを待っている図。
という写真があるはずなんですが、ブログ移転時に消失(^^;
イメージだけお楽しみください。
橋からはわたしたちが座礁しているところが良く見える。けっこうギャラリーが集まっていて、ギャラリーの声援(?)にピースサインで応える。ちなみにここは座礁する人がけっこう多いのか、ボートを返すときに受付のスタッフのお姉さんに「帰ってこれなくなりました?」と笑顔で訊かれた。20分超過したにもかかわらず、延長料金は10分しか取られなかったから超ラッキーだった(笑)。
2013年7月9日
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