古代幻視」カテゴリーアーカイブ

シャーマニズムと裏付け調査

 さて前回のエントリーでは突然ニギハヤヒノミコトがでてきたりして、わけのわからないひとも多いよね。神社の御祭神の名前なんてふつうはあまり気にしないし、古代史に詳しいひとでもなきゃ「ふ~ん」で済んでしまう話だもんね。
 一般的にニギハヤヒの諡号は「天照国照彦天火明櫛甕玉饒速日尊」と書いて、「あまてる くにてるひこ あめのほあかり くしたまにぎはやひのみこと」と読む。
 

 ここで気づいたと思うけど、ニギハヤヒの諡号にはカムイワレなんて文字はどこにもない。カムイワレがつくのは、神武天皇の諡号で「神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)」というのがそう。
 

 つまりカムイワレニギハヤヒという名前そのものが、記紀に記されている通説とは違う事実があることを示しているんだよね。
 で、それをわたしが知っている範囲で書こうと思ったものの、どこから書いていいのやら途方に暮れてしまったのが昨夜の話。
 そもそもなんだって古代史なんかを書くはめになったんだろうなあ。さめたコーヒーを飲みつつ自問自答してみる。
 

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レイライン7 出雲の御祭神

 レイラインは鍼灸でいうところの経絡に似ている。
 ツボにあたるパワースポットに詰まりや滞りがあれば、レイライン全体の気の流れが悪くなって、あちこちでさまざまな障害を引き起こす。
 

 パワースポットがいい形で機能する条件は、(1)大地の力、(2)天体の影響力、(3)パワースポットに集まる人間の気、(4)祀られている御祭神の気、の四つだったね。
 

 この四つの条件がそろっていれば、いい感じで日本列島全体に張り巡らされたレイラインに気が流れるはずなんだけど、残念ながらスムーズに機能しているとは言い難い。虚血状態とは言わないまでも、どうもあちこち詰まりがある。言ってみれば血のめぐりの悪い体みたいなものかな。
 

 パワースポットにもそれぞれ影響力の違いがあって、重要なポイントが機能不全だと全体にあたえるダメージはそれだけ大きい。数あるパワースポットのなかでも出雲はレイラインの要のひとつなんだよね。ここがきちんと機能すれば、ほかで多少の詰まりがあってもレイラインに気が流れ出す。
 

 ・・・・にもかかわらず、出雲は機能していない。少なくともこれまでは。
 そんなわけで、現状を見きわめるべく出雲大社に飛んだのは2006年11月のことだった。
 

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古代幻視  神功皇后

彼女は、一瞬立ち止まった。
目が暗さに慣れるまで少々の時間が必要だったからだ。
だだっ広い屋形のなかは暗く、すべての入り口に板が打ち付けてあるのだろう。彼女の背後の開け放した入り口から、庭先の光がわずかに差し込んでいるだけだ。
 

乾いた干草と土くれの混ざったような匂いがどこからか漂ってくる。
彼女は重い鎧をつけたまま、だまって部屋の奥に向かった。
そこにはひと目で高位の出自とわかる男が静かにすわっていた。
 

だが男には首から上がなかった。
男のひざのすぐ横に頭髪をミヅラに結った首がぽとんと落ちている。かつては鋭い眼光でひとを射すくめたであろう瞳も、穏やかにとじられたまま何も語ろうとはしない。すっかり干からびた皮膚は、すでにこの世を去った者の残骸に過ぎなかった。
 

彼女はじっとそれを見つめた。

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