浄化の乗りきり方 2 心と体
プロセスワーク、またはプロセス指向心理学という言葉を聞いたことがあるだろうか?
これは1970年代初頭、サマチューセッツ工科大学大学院で学んだ物理学者であり、チューリッヒのユング研究所の分析家でもあったアーノルド・ミンデルによって創られた心理療法のひとつなんだよね。
プロセスワークでは、個人のより深い部分に存在するテーマやモチーフは夜に見る夢や病気などの身体症状、さらには人間関係をとおして顕われると考える。従来の心理学では不安や恐怖・ストレスなどの心の状態が病気を引き起こすと考えるのに対して、プロセスワークでは個人の自覚できる感情や心よりもより深い部分に存在する『流れ』が不安や恐怖といった感情を生み出すと考えるんだよね。
う~ん。なにやらややこしい表現だよね(笑)。
もっとわかりやすく書くとこういうこと。
たとえばA君がある日、胃潰瘍になったとするよね。従来の心理学では怒りや不安などのストレスが胃潰瘍を引き起こしたと考える。この考え方はまあ、そこそこ市民権を得ているよね。
同じ胃潰瘍であっても、プロセスワークではこう考える。
胃潰瘍を引き起こしたのは、怒りやストレスのもっと背後にあるA君をA君たらしめている生命の根源であり、より大きな『流れ』につながる部分である。
なぜその『流れ』は胃潰瘍を生み出したと思う?
それはね、A君が感情を越えたもっと深い部分で抱えている個人的なテーマに取り組むためなんだよね。
たとえばほんとうは流れ作業的に仕事をして日々を生きるのではなく、なにかに真剣に取り組むことで、より創造的な喜びを得ることがA君の人生のテーマなのかもしれない。あるいは家族をはじめとした人間関係のなかで、より豊かなコミュニケーションを築くことで、より深く自分自身を知ることが彼のテーマなのかもしれない。
こうしたテーマに取り組む必要があるという、魂によりちかい部分からのメッセージが病気や対人関係のトラブルあるいは夜に見る夢といった形であらわれているんだよね。
わたしがプロセスワークの存在を知ったのは、国内では数少ないサイコシンセシス(統合心理学)のトレーナーである伊藤雄二郎氏のもとで勉強していたときだった。サイコシンセシスとプロセスワークは考え方が似ている部分もあって、プロセスワークのさわりを教えてもらったんだよね。
その時、とても驚いた。
なぜならわたしがシャーマニックな感覚で世界をみたときに感じていたものと、ミンデルの考えがとても似ていたからなんだよね。なのでシャーマニックな感覚を論理的に話したいときはミンデルの理論を拝借するときもままあったりする(笑)。
さてここからが本題。
個人の心の動きや夢・身体症状は、じつはわたしたちの住むこの世界の現実と大きな繋がりがあるんだよね。
このあたりは次で詳しく説明するね。
2007年4月30日
「浄化の乗りきり方 3 ドリーミングdreaming」に続く
☆ブログ内参考記事「浄化の乗り切り方シリーズ」
・浄化の乗りきり方 1 地震の意味 2007年4月26日
・浄化の乗りきり方 2 心と体 2007年4月30日
・浄化の乗りきり方 3 ドリーミングDreaming 2007年4月30日
・浄化の乗りきり方 4 地震と心 2007年5月2日
・浄化の乗りきり方 5 なぜ参院選が地震の抑制につながるのか? 2007年5月8日
・浄化の乗りきり方 6 祝うは呪う 2007年5月20日
・浄化の乗りきり方 7 霊的装置としての参院選 2007年5月26日
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