自分の強みをみつけるヒント
人生の方向性がわからないとき
ときどき自分はどこに向かって進んだらいいんだろう、という相談を受ける。
明確にやりたいことがあるわけじゃない。
目の前には、ただただ未来が広がっていて、無数の可能性の中から一本の道を選ぶことができない。
どこに向かって踏み出せばいいのかわからないから、最初の一歩が踏み出せない。
こんな思いを抱えて悩んでいるひとは意外に多い。
その状況を打開するのは、じつは簡単。
自分の強みを見つければいい。
具体的にどうするかというと、過去を振り返って、いままで生きてきた中でいちばん多くの時間を費やしてきたのは何か見つけること。
こだわりでもいいし、悩みでも、なんでもいい。
費やした時間の中で、何を感じていたか
たとえば中学高校を通して6年間テニスをやってきて、さらにいまでも趣味でテニスを続けているとするよね。
一部のトッププレーヤーを除いて、テニスそのものは強みにならないかもしれない。
でもテニスを通して、悩んだことや学んだこと、気づいたことがあるはず。
人生を振り返って、テニスに多くの時間を費やしてきたなら、それがあなたの考え方や行動指針やさまざまなものを形作ってきたんだよね。
テニスについて、あなたなりのスタンスや想いを語れるでしょ?
それこそがあなたの強みにつながる。
もうひとつ例をあげるね。
たとえば子どもの頃から自分に厳しすぎて、自分に自信がもてないという悩みを抱えてきたとするよね?
そしていま、以前より自分を許せるし、ちょっとだけ自信がついたとする。
もしそうなら、これがあなたの強みになる。
ずっと悩んできたからこそ、同じ悩みを持つ人の気持ちがわかるし、それを乗り越えたいま、解決方法も提供できるわけだ。
費やした時間が自分らしさを作る
ここまで書いて、でも似たような強みを持っているひとはたくさんいるから自分なんて・・・と思う人もいるかもしれない。
そう、似たような強みをもっている人はたくさんいる。
でもあなたとまったく同じ経験をしているひとは一人もいない。
方法論は同じでも、経験が違えば、たとえ話や持っている事例にあなたのオリジナリティがでるからだ。
あなたの生きてきた人生そのものがあなたの個性を育み、スタイルを作り、言葉を生み出す。
そしてそれがあなたという人格の核になる。
つまり自分らしさという強みになるわけ。
自信を育てる基本は同じでも、ひとそれぞれ味付けは大きく変わる。
強みに気づいたら、それをどの方向で使うか考える
強みというのは、自分らしさとイコールだ。
あなたがこれまで生きてきた過程で、丁寧に磨き上げてきた宝石みたいなものだ。
それがあなたの大切にしているものであり、価値観であり、行動するときの原動力でもある。
自分の核となる強みに気づいたら、それをどの分野で発揮すればいいのか考える。
さっきの自信の育て方の提供という話を例にすると、
あるひとは絵の描き方を教えることを通して自信の育て方を提供する。
あるひとはメンタルコーチやカウンセラー、あるいはコンサルタントとして自信の育て方を提供する。
あるひとはビジネスの専門知識を通して自信の育て方を提供する。
あるひとは子育てを通して自信の育て方を提供する。
好きな分野がわからないなら、嫌いな分野以外なら何でもいい。
自分の生活圏や仕事の場で発揮してもいい。
大事なことはその分野のトップになることじゃなくて、それぞれが自分の持ち場で強みを発揮すること。
強みは自分らしさとイコールだと書いたよね。
それはあなたにしかできない。
あなたらしさはあなたにしか発揮できない。
あなたがあなたらしく生きるとき、すうっと呼吸が楽になるよ。
そして世界はちいさく息を吐く。
あなたの口元に笑みが浮かぶ。
すると、
世界がそっと微笑むよ。
なぜなら、あなたもわたしも、誰もがこの世界の雛型なのだから。
2022年3月25日
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