夏至の祈りと正念場、そしてプロメテウスの火
こんにちは。
本日はしょっぱなからシャーマンの妖しさ全開の戯言です。
『今年の夏至は数千年にいちどの特別な瞬間』のメルマガ版の編集後記にも書きましたが、今年の夏至は霊的な地球の変容が起きます。
霊的変容？？？
なにそれ？
妖しすぎる・・・。
スピ系が好きなアセンションと何が違うの？
あ、そういうの興味ないから～。
はい。ごもっともです。
順を追って解説しましょう。
環境に左右される生きもの
そもそも人間は環境に大きく左右される生きものです。
環境が快適であれば、多くの人は穏やかな気分で生活できます。
ところが人間にとってあまり快適でない状態が続くと、多かれ少なかれ気分に影響が出ます。
たとえば雨が降ると気分が落ちて、晴れていると気分があがる人は多いと思います。曇天や雨の多いロンドンは他の地方とくらべると鬱症状を訴える人が多いという統計もあるぐらい、天候と気分は関連があるんですよね。
また自然環境の変化はわたしたちの気分だけではなく、社会にも大きな影響をもたらします。
台風や大地震による河川の氾濫や家屋の崩壊は地域社会への打撃はもちろん、個人の人生に与える影響ははかりしれません。
また昨今話題の太陽フレアから放出される高エネルギーの荷電粒子X線は、ＧＰＳや通信、人工衛星、電力網などの障害を引き起こします。
例を挙げればきりがないけど、人類が繁栄しているのは、自然環境の変化が生存できる範囲にとどまっているからです。
ところが近年、北東北地方ではまだ四月だというのに30度の日がつづいて桜が二週間も早く開花するかと思えば、海外では気季節外れの大雪や低温が続いたりと、30年前までと季節感が大きく違う状況になってきており、これは間氷期の終わりに近づいてきているからだという説もあります。
氷河期といえば、17世紀後半の小氷期のときにイギリスのテムズ川が凍ったという有名な話を思い出しますが、世界的に小氷河期だったため、日本でも米の収穫量が激減して何度も飢饉が発生しています。なかでも寛永（1642～1643年）、享保（1732年）、天明（1782～1787年）、天保（1833～1839年）の大飢饉のほか、延宝（1675年）、元禄（1691～1695年）、宝暦（1753～1757年）など大飢饉は地獄絵図だったといいます。
ずいぶん脱線しましたが、氷河期に関しては、松田教授の論文は読みやすくて、よくまとまっているので参考にリンクを張っておきますね。
↓↓
地球温暖化の太陽活動原因説 松田卓也(神戸大学名誉教授)
霊的結界起動
話を戻しますが、人類の歴史は自然の猛威のなかでどう生きるか、という試練の連続でした。
こうしたなかで、わたしたちの祖先は少しでも自然災害を減らし、穏やかな日々が続くよう祈りました。
さらにわたしたちの祖先は祈るだけではなく、各地に霊的結界をつくりました。
これはレイラインにかぎりなく近いと考えてくれればいいです。
霊的結界とは、霊的存在である人間がこの世界を在らしめている大いなる力と繋がり、気象状況をふくめた外部環境を司る太陽、そして山や川や海といった地球の自然と共鳴して物理世界のバランスをとる目に見えないしくみのことです。霊的結界はスピリチュアル系で語られるアセンションとはまったく別ものです。
霊的結界はある時期までは機能的に働いていましたが、いまから数千年前にその機能がピタっと停止してしまったんです。それまで自然の脅威から人類を守っていた霊的結界による守護を失った人類は生き残るために智慧をしぼり、創意工夫して自然災害に立ち向かいながら、次世代に歴史を手渡していきました。
その霊的結界が今年の春、数千年ぶりに起動しました。
それはまるですべてのタイミングが整うのを待っていたようでした。
現地の神人たちのあいだでは、口伝でひっそりと伝わってきたものの、もはや起源が古すぎて正確な内容は誰もわからない状態だったと聞きました。
決まった日の決まった時刻に、担当の人物が現地に行かないかぎり起動しないしくみ。
けれどいつかふたたび霊的結界が起動する日のために、日本各地の多くの神人やシャーマンたちはそれぞれの持ち場で地道に祈りを受け継いできたんです。
この霊的結界の中心は日本の霊的中心である奄美地方にあります。
そしてこの力は日本だけにとどまらず、網の目のように張り巡らされた世界各地の中継ポイントと繋がり、地球全体を包みこんでいるんです。
日巫女とプロメテウスの火
『大いなる力には、大いなる責任が伴う』という言葉は、古くは紀元前4世紀の「ダモクレスの剣」の引喩として語られています。最近では大人気のマーベルシリーズのスパイダーマンでも使われたので若い人たちのあいだにも広がりましたね。
以前書いた古代幻視シリーズのプロメテウスの火という記事の中に、こんなくだりがあります。
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十拳剣とは、プロメテウスの火だったんじゃないだろうか。
正しく使えば、人類に幸福をもたらすけれど、誤った使い方をすれば死と破壊をもたらす力。
すでに人類はそのひとつを手にしている。
それは科学の力だと思う。
科学の発展が人類にもたらした恩恵ははかりしれないけれど、同時に大量殺戮兵器や核兵器、産業廃棄物をはじめ、わたしたちの日々の活動そのものが自然を破壊し、もはや取り返しのつかなくなる一歩手前まできている。
↑↑↑
ここまで
これは2007年に書いた記事なんですけど、神功皇后の隠した十拳の剣とはプロメテウスの火であり、霊的結界そのものでした。
あ、この説明はわかりにくいですね。
正確にいうと、プロメテウスの火はふたつあります。
そのうちのひとつは現代のわたしたちがすでに手に入れている科学技術です。
そしてもうひとつは十拳の剣に象徴されるこの霊的結界であり、自然や見えない力と調和する超未来科学です。
神功皇后は何人かの人物の功績を組み合わせたという意味では架空の人物ですが、そのモデルとなったシャーマンのひとりは日巫女として古代の奄美地方にいた時期がありました。そして数千年のときを越えて、日巫女が帰還した瞬間、霊的結界が目を覚ましたわけです。
でもなぜいま・・・？
なぜいまなのか？
人類は科学という名のプロメテウスの火を手に入れてしまった。
しかし科学という大いなる力を手にした人類はその責任を果たしているのだろうか？
わたしたちは、人々を幸せにするために使えているのだろうか？
同じ地球に住む生きものたちと共存できているのだろうか？
残念ながら、答えはＮＯです。
自然環境の破壊はもちろん、同胞である弱い立場の人々から搾取する構造が出来上がっているのが現実です。
わたしたちはこれを止めて、誰もが想像していなかったような、面白くて、人にも動植物たちに優しい豊かな世界を創ることができるでしょうか？
この星のリーダーとしての責任を果たすことができるでしょうか？
なぜいまなのか？ その答えは、今後十数年間が人類の未来を決める正念場だからです。
そのために最後の最後で、もうひとつのプロメテウスの火である霊的結界が起動したのだとしたら・・・。
遅々たる歩みでもいいので、この方向に動けるかどうかが問われているのです。
令和6年6月、夏至
この霊的結界は、大いなる力と太陽と地球の自然、そしてわたしたち人間の心、この４つの共鳴によって動きます。
ひとを思いやる気持ち、自然と共生していく気持ち、生きている事そのものに感謝する気持ちを持つ人が多いほど、霊的結界は大きな力を発揮します。
起動には日巫女の帰還が必要でしたが、このさきはわたしたちひとりひとりの心によって霊的結界が動きます。
ひとりひとりの心？
そう、わたしたちの心のありようが霊的結界の質を決めるのです。
わたしたちが自分自身を信頼し、周囲のひとを信頼し、この星の生き物たちと共生しようとする思いがあるなら、その思いは霊的結界に大きな力を与えます。
そんなわけで、今年の夏至は数千年ぶりに霊的結界が起動してからはじめての夏至です。
夏至は太陽との霊的な繋がりが強くなるので、古代では夏至の祈りは大切にされていました。
もしこの記事に共感してくださったら、ぜひ夏至の朝と翌朝の祈りをされてみてください。
夏至と個人の願いにかんしてはこの記事を参考にしてね。
↓↓↓
今年の夏至は数千年にいちどの特別な瞬間
個人の祈りや決意は2024年6月21日でOK。
じつは地球の霊的な変容は翌22日におこるので、21日に個人的な願いを整理してアファメーションしたら、いったん忘れてください。
翌6月22日の日の出の時間帯には緩やかに霊的な変容の力がひろがっていきます。
この星とひとつになるような気持ちで、大地や空や朝の空気とともにいてください。
なにもしなくてOKです。
ただともにいるだけでだいじょうぶです。
それだけで、この星のバランスがより整います。
結果的に、祈ってくださったみなさまの人生もいい流れに後押しされていきますよ。
気が向いたら、ぜひ（＾▽＾）
2024年6月17日
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