腹のくくり方
たとえばよく「頑張らなくていいよ」って言うでしょ。
この言葉は本当にくたくたで、もう頑張りたくないひとにとっては救いの言葉になるんだけど、大好きなことに打ち込んでいて頑張ることが楽しくてしょうがないひとにとってはマイナスに働く言葉になるよね。
頑張るほうがいいのか、頑張らないほうがいいのか、どっちだと思う？
答えは、どっちでもいい（笑）。
そのときの自分がいちばん望んでいる心の動きに従えばいい。
これが納得して生きるということなんだよね。
納得して生きると、結果的に自分に優しい生き方になる。
え？ 仕事で納得できないんだけど、やんなきゃならない場合はどうしたらいいのかって？
たとえそれが納得できないことであっても、業務上やらなければリストラの対象になるという状況だったとしたら、二つの選択肢がある。
リストラ対象になっても自分の信念を通して断る。
業務命令なのでまったく納得してないけど、覚悟を決めてやる。
どちらを選択してもいい。
大事なのは心が納得していなくても、自分がそれを選択したという意識を持つことなんだよね。つまり最終的な決定権は自分にあるのだと自覚して、意識的に選択すればいい。
まあ、なんだ、ようするに腹をくくれってことだ。
納得する人生を生きるポイントは何をしたかではなく、どういうスタンスで事に臨むかなんだよね。すべてが思い通りになるわけじゃないし、時代の激流に飲み込まれることだってある。その中で理不尽なこともたくさんあるし、納得できないこともたくさんあるよね。時には悪と呼ばれることに加担せざるを得ないことだってあるかもしれない。
でもね、それも人生。
それも引き受けて、自分が意識的に決断して生きると楽になるよ。
いい人じゃなくてもいいし、ときにはワルの人生も悪くない（爆）。うしろ指差されたら、肩で風をきって生きろ。
ま、そこまでシビアじゃなくても、たまには自分のために時間を使ってあげるだけでも自分に優しい気持ちになれるよ。
2013年9月24日
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