好きなこととできることは一致する?
得意な事が好きな事とはかぎらない。
その分野に関して収入を得られる程度に才能があってもそれを仕事にすることで心が喜ぶとはかぎらない。
才能&社会的チャンスと好きなことの不一致というのは、じつはよくあることだよね。
ここが一致しているひとにとっては、
好きを仕事にする
は、ありなんだろうなあ。
でもそうじゃないひとは、才能のあること、できることを仕事にするのもひとつの方法だよね。
「仕事は生活の糧を得る手段」だと定義するなら、好きなことはライフワークにすればいい。
わたしの場合は、つねに新しい、まだ誰も作った事のないものをゼロから創りあげるのが好きで、安定をめっちゃ退屈だと思ってしまう部分が根っこにあるんだよね。この感覚をそのまま仕事や人生全般に持ち込むと、人生そのものを破壊してしまうので非常にまずい。
なのでわたしみたいなタイプは方向性を絞って、具体的に行動をともなう形で破天荒なエネルギーを使うのが人生を破壊しないコツ。
もちろんそれが必ずしも社会的な生業になるとは限らない。
そこは別の要素も絡んでくるからね。
ただすくなくともかなり創造的なことができるし、なによりもそんなエネルギーの使い方をすることで、精神的に安定するのはたしかだよ。
わたしの場合は、このエネルギーを祈りなどのシャーマニックな力や自然に感応して歌ったり踊ったりするアートな方向に特化させて使っている。幸か不幸か、ここには一切お金が発生しない(笑)。こうした力や能力がそういう社会的な仕組みの外にあるからだ。
でもいいの。
楽しいから(爆)。
いっぽう生業としてやっているルテラムウでの心理学の講師やコーチ(心理カウンセラー)業。
こちらは好きとかやりたかった仕事ではないけれど、それほど努力しなくてもできるうえに、人並み以上に才能がある分野なんだよね。
ありがたいことに社会的ニーズがあるので、生業として収入を得ることができる。
そんなわけで私の場合は好きでは食べていけないので、そっちはライフワークにして、できることを仕事にしているケースだ。
むかしから好きを仕事にしたいひとは多いし、大きなテーマだと思う。
でもそこにとらわれすぎると、苦しくならないかなあ。
好きを仕事にするか、できることを仕事にするか?
仕事を選ぶうえでの価値基準の上位に生きがいや面白いを持ってくるなら、好きを仕事にするは大事だよね。
また社会貢献とか喜び・感謝やりがい、報酬・生活手段などが上位に来るのなら、できることを仕事にするのもありかな。後者の選択はめっちゃ夢中になれることじゃないかもしれないけど、長く続けているうちに別の面白さを感じるときがくる可能性は高い。
好きなことが見つからなくてもいいと思うし、やりたいことが見つからなくても全く問題ない。生きがいや人生の充足感は仕事という狭い範囲で満たすのではなく、日々の日常生活もふくめて生きることそのものをとおして満たしてゆくぐらいでちょうどいいかも。
おもしろいことに、こんな視点で仕事に取り組んでいると、すこしずつ感謝されたり、うまくできることも増えてくる。そしてあとで振り返ったとき、これが自分の社会的な役割だったんだなあとしみじみ思う日がくるかもしれないよ。
2013年6月4日
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Comment
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他人から求められることと、自分がやりたい(と思っているか、勘違いしている)ことが違うとしんどい気もするんですが、それもまた必然かと思って日々暮らしております。 何が良いのかは、死んでからじゃないと判らないのかなー・・・と思ったり。 たった一つがんばってることは、逃げない、ですかね。 逃げても自分からは逃げきれない、という気がしました。
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BNさん おはようございます。 他人から求められることとやりたいことのバランスが大事なのでしょうね。 もしギャップを感じているなら、①他人から求められること、②やりたいと思っていること、①②それぞれをしたときに、何が得られるのか、自分のどんな価値観を満たすことができるのか、を整理してみると自分が納得する直地点を見つけるヒントになるかもしれませんね。 おっしゃるとおり、何が正しいかは誰にもわからないですから^^ 逃げないという生き方は人生を切り拓くうえで、大きな力なのだろうと思います。