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地震と原発 その1~愛するひとを守りたい

 
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脳科学と心理学に精通し、16年間で1万人以上の相談にのってきたシャーマン。「信じる力は、世界を変える」がモットー。自分自身を信じる力・愛を受け取る力を育てる方法、激動の時代を乗り切る極意を教えている。 著書「なぜ眠り姫は海で目覚めるのか? 超ネガティブ思考を解除する3つのメソッド
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 伝えたい思いがある。
 

 そんな時いつも、なにをどう伝えたら、ほんとの気持ちが伝わるんだろうと思う。
言葉は言葉でしかなくて、その「言葉」に対して感じるイメージや意味はひとそれぞれ違うからだ。
 

 これまでブログやサイトにいろんなコラムを書いてきたけど、ほんとに伝えたいことがどうしても書けなかった。それは、ひとりひとり受け取りとりかたが大きく違うということを考えたとき、文章の一部分だけがひとり歩きしてしまったり、私の伝えたい真意とは違った受け取りかたをされてしまうのが怖かったからだ。
 

 ここしばらく、シャーマンモードに入っていたと昨日の記事に書いた。
 私をとりまく無数の精霊たちや大地や風、地球のすぐそばにいる親しい友人たちや遥かかなたの銀河から聞こえてくるささやき。そうしたものと共にいながら、心のなかの迷いが消えてゆくのを待つのにずいぶん時間がかかってしまった。
 

 わたしは仕事でイメージワークを教えている。
 これは成長するためのワークや経営者を対象としたビジョンメーキングやトレーニング的なイメージングがメインで、簡単に言うと、「こうなりたい」という心の中の青写真を現実化するためのサポートなんだよね。仕事をしてゆくなかで、夢や目的を現実化できるひととなかなか現実化できないひとには大きな違いがあることに気づいた。
 

 イメージングをしていると、さまざまなアイデアやイメージが沸いてくる。あるいは自分の心と向き合ってゆくと、自分の行動の改善点などさまざまな気づきが訪れる。夢を実現できるひとっていうのは、この些細なアイデアや気づきを頭の中だけで終わらせないで、現実的にそのアイデアを試してみるんだよね。
 

 たとえばイメージングのなかで自分のPCの横に観葉植物が置いてあったのを見たとする。そうしたらさっそく観葉植物を買ってきてイメージでみたとおりに置いてみる。ささいなことなんだけど、こうすることによって、潜在意識のアイデアが現実化するサイクルが動き始めるわけ。こうしてアイデアやイメージが具現化されてゆく。夢のプロジェクトの達成はこの延長線上にあるんだよね。
 

 自分の心を見つめ、内面の課題に取り組むことや祈ることは、とても大切だし心の成長に繋がる。でもわたしたちを取り巻く厳しい状況を客観的にみたとき、それだけでは現実を変える力はない。内面を見つめて、なにか気づきを得たなら、現実の世界で具体的に行動にうつさなければ、ゴミ問題も食料問題も紛争もなくならない。
 

 悲しいことだけど、津波や地震、あるいは世界各地で多くのひとが紛争の犠牲になって命を落としている。中国はいまもチベットの人々を虐殺しつづけている。亡くなったひとたちがどんなに神を信じていようと、穢れない心をもっていようと、そうした個人の事情とはいっさい関係なく死は無差別に訪れる。
 

 わたしは以前の記事で、わたしたちは世界を救う力をもっていると書いたけど、でもそれには心と行動と両方必要なんだよね。昨年末のスマトラ沖地震のとき、インド南部のカルバッカム原子力発電所で稼働中だった原子炉一基が海水の流入により緊急停止したことを覚えているだろうか? あのとき一歩間違えばチェルノブイリ事故の二の舞だったというよね。
 

 スマトラだけじゃない。
 中越地震や今回の福岡の地震。いずれも震源地からそう遠くない場所にある原子力発電所は緊急停止している。いまのところメルトダウンにいたるような大事故は起きていない。
 

 でも誤解を恐れずにいえば、これらの一連の幸運は単なる幸運なんじゃなくて、宇宙の友人たちや目に見えない大きな力によって守られ、サポートされているから大事に至っていないだけだよ。ところがこれほど守られているのに、わたしたちの多くは、こうした危険を自分たちの問題として考えていない。
 

 かれらは、すくなくとも宇宙の友人たちは、そうしたサポートはわたしたちの依存心を助長するだけだとわかっている。もし、いざとなったら宇宙船が拾い上げてくれるという幻想をもっている方がいたら、夢を壊すようで申し訳ないんだけど、そうしたことは起こらない。いま現在目の前にある問題と真正面から向き合う以外に突破口はないんだよね。
 

 なんで原発のことをしつこく書いているかっていうと、正直に告白するけど、もう執行猶予は終わったと感じているから。年内、早ければ秋。遅くとも2006年の暮れまでに、関東・東海に、津波をともなった大きな被害のでる地震が起きる可能性が高い。そのときは、これまでのように見えない力が原発の破断を食い止めてくれるなんて期待はしないほうがいい。関東・東海以外の地域に関してははっきりとわからない。ただ規模の大きい噴火は感じる。アメリカの都市部も大きな被害に見舞われる映像が見える。地球は活動期にはいったと何人かの学者さんが言っているように、地震はさけられない。
 

 この状況を乗り切ろうと思ったら、まず目の前の状況を色眼鏡なしで直視すること。ビジネスのプロジェクト達成と同じだと思ってくれればいい。「こんな未来を手に入れたい」というビジョンを描きつつ、ひとつずつ問題点を現実的に改善してゆくしか道はない。
 

 祈るだけじゃ足りない。
 行動だけじゃ足りない。
 

 祈る気持ちとそれを形にするための行動がともなったとき、はじめて現実が動く。
 わたしは仕事を通して、ずっとそれを見てきた。
 だからきっとまだ間に合うはず。
 ずっとこのことを伝えたかった。
 

 愛するひとたちを守りたい。
 愛するひとたちの住むこの世界を守りたい。
 

 わたしたちが重い腰をあげたとき、きっと状況がかわってくる。
 だから、自分にできることをやっていこう。
 
2005年4月21日
文責 キョーコ
 

☆ブログ内の地震・原発関係の関連記事
2005年8月31日「東海地震と浜岡原発の危ない関係」   
2005年7月28日「浜岡原発をとめたい」 
2005年4月21日「原発と地震 その1 愛するひとを守りたい」
2005年4月23日「原発と地震 その2 自分にできること」
2005年4月21日「浜岡原発が危ない」
2005年1月15日「ぜってぇあきらめねぇ!!」
 
 

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Comment

  1. ムサシノ より:

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    はじめまして。なんとしても東海地震の前に浜岡原発を止めたいですね。そこで、ブログを持つ私たちに何ができるか考えました。27日からブロガー有志たちによる『ブログで囲もう浜岡原発!』という企画があります。ぜひぜひ、参加してくださいませ~。詳しくはこちら http://blog.livedoor.jp/stop_hamaoka/archives/28795510.html

  2. キョーコ より:

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    ムサシノさん はじめまして。 浜岡原発の件、同感です。 ぜひ参加させてください。 あとでゆっくり見に行きますね♪

  3. yosidakazuko より:

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    今日、9月12日、このページをよんでびっくり!アメリカの台風の被害巨大ハリケーンの被害、言い当ててますね。キョウコさんて何者?東京の水害も普通ならありえないことですよね。原発問題も気になります。みんなの大きな関心が薄れてきている事が心配です。

  4. キョーコ より:

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    yosidakazuko さん 防災の意識を高めることが大切ですよね。 それとやっぱりいま生かされていることへの感謝の思い、これに尽きるような気がします。

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