冷静さと希望と １（東日本大震災）
2011年3月11日14時46分、東日本を襲ったマグニチュード9.0の大地震と大津波による被害の状況が徐々にわかってきた。
地震の規模もさることながら想像を絶する津波による被害の大きさ、そして福島第１原子力発電所のメルトダウン（炉心溶融）の危険もまだ回避されていない。
渦中にいる方、懸命に被災地で救出作業を続けている方、その報道を祈るような気持ちで見ている方、だれもが今回の地震は無関係ではいられない。
この状況で大切なのは、まず冷静であることだよ。感情は大事なんだけど、いまはそれに流されちゃいけない。もうすこし落ち着いたら、その感情はしっかりとケアしてあげればいい。さまざまな情報が錯綜するなかで、いまは情報を取捨選択する冷静さと客観的な視点をできるだけ保持してね。
そして同じくらい大切なのは希望をしっかりと抱き続けることだよ。私たちが希望を持ち、それぞれが自分にできることを全力で取り組むことがこの状況を乗り越え、未来を切り拓く力になる。
すでに気づいている方も多いと思うけど、今回の地震は被災した方たちだけではなく、この国に住むすべての人の未来を大きく変えるだけの影響がある。
１）膨大な人的損失
２）福島第１原子力発電所の炉心溶融が最悪のシナリオを辿り、放射能の拡散が起きた場合には風向き・風速・放出された放射能の量のよって原発から半径600Kmが平方km当り１キュリー以上の汚染地域となる可能性がある。その場合、どうやって生活を立て直すのか？
※ 参考文献：チェルノブイリ原発事故の「チェルノブイリ周辺600km圏のセシウム汚染地図」という図を参照 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/Henc.html#周辺500km
３）原発が最悪のシナリオを辿らなかった場合でも（２）をふまえたうえで、今後の日本のエネルギー対策をどうするか？ （注：ワンゼロではなく、あらゆる可能性を考えたうえで）
４）東日本の産業と生活の復興にかかる時間と費用
上記の内容は事態が落ち着いてからじっくり考える必要がある。
そしてすべての日本人が自分のこととして考えなければならない課題だ。
それをふまえたうえで、いまはこの状況を生きのびることに集中すればいい。そして気持ちに余裕がある方は、祈りやさまざまな形で支援していこう。
大切なのは応援している気持ちや協力したい気持ち、生きていることへの感謝の気持ち、愛する気持ちを持ち続けること。できるならそれを伝えてゆくことなんだよね。
どんな状況でも人間は、「ひとりじゃない」と思えさえすれば立ち直れる。生きる勇気も、何かを乗り越える勇気もわいてくる。
これだけの災害にあって、それでも助け合い、信頼しあう気持ちを失わずに生きることが、どれだけ大きなメッセージになるかわかるだろうか？
シャーマニックな予知と世界の動向を見ているかぎり、2011年の世界は動乱の年になる。
誤解を恐れずにいえば、だからこそ私たち日本人は今回の未曾有の災害を引き受けた。
私たち日本人だからこそ、人間に対する愛と信頼を失うことなく、乗りきれるのだと私は信じている。
「冷静さと希望と２ （東日本大震災）」につづく
２０１１年３月１３日
【サイト内関連記事】
２０１１年３月１３日「冷静さと希望と１」
２０１１年３月１３日「冷静さと希望と２」
２０１１年３月２５日「震災から二週間～震災の意味と今後」
２０１１年１月６日「２０１１年神示 Do your best！」
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こんにちは。 twitterで経済学者の池田信夫さんが、チェルノブイリは黒鉛炉というかなり変わった炉を使っていたため巨大な被害になったが、日本は黒鉛炉ではないので、チェルノブイリほどの被害にはならない、ということをつぶやかれていました。原発のニュースは難解で、私には全く理解ができませんが。。 それでも、爆発は回避されるように祈りたいと思います。
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キョーコさん いつも大事な事を気づかせてくれて､ありがとうございます！ 私も微力ながら､今自分に出来る事は何か？落ち着いて考え､実行しようと思います。 昨日スーパーに買い物へ行ったら､軒並み品薄で…驚きました｡ 不安を感じた人々が大挙して押し寄せ､買い占めて行ったそうです｡ 気持ちは理解出来るけど､こんな時だからこそ､皆で分け合う気持ちも必要なのに…と何だか哀しくなりました… 自然の津波の恐ろしさも今回､嫌というほど思い知らされたけど､人間の浅ましさが起こす心の津波も怖いと思います｡ キョーコさんの､何があっても｢ひと｣でいること､という言葉が改めて胸に染みました｡
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キョーコさん、淡路島のしまです。お久しぶりです。 気持ちに迷いが出たとき拝見させていただいてまして、 いつも適切なアドバイスをいただいているように感じていました。 どうもありがとうございました。 そしてこのたびのこと、ここ数年来の懸案だったこと、・・・こういうことだったのかと・・・・ この３日間、風邪気味だったこともあり、テレビにかぶりつきで映りだされる東北の大震災、津波の様子に追体験しているような状態です。 私もキョーコさんのように祈らせていただいています。 そして私にできることで被災された方々に支援の気持ちを送らせていただこうと思いましたら、とても心が穏やかにいられます。 それから、２月２７日のことですが、偶々、伊勢神宮の外宮に参拝できましたのです。大きな杉に手を当て阿蘇のキョーコさんを思いながら感謝の祈りを捧げることができました。 もうひとつ、下記のサイトでこちらの昨日の記事を転載させていただきました。お許しください。 どうもありがとうございました。 http://happy.ap.teacup.com/zaqzaq/
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深刻な事態ですが、冷静であることの大切さを感じています。 渦中の方々のことを案じたり、私たちも被爆するかも知れないと思うと、大きな不安と恐怖に襲われます。 けれど、ニュースを止めて外にでれば、そこには青空と咲き始めた野の花が在り、その香りや風を感じることが出来ます。こうして生きてただ自然を感じることがなんと幸せなことか・・・。 最悪の事象に見舞われているけれど、いまこの瞬間をどう過ごすかは、私たち次第なのだと思いました。 それから、ニュースで救助された女性の方が、「建物から一生懸命手を振ったけれど、ヘリコプターはみな行ってしまった。でも、隣町の方が大変だったから・・・」とおっしゃっていました。 自分たちも生きるか死ぬかの瀬戸際なのに、隣人を気遣っている姿に涙が出そうでした。 こんな非常事態に、私たち日本人は暴動を起こすわけでもなく、整然といつも通りに列を作って並び、譲りあっている。 私たちはこのことを誇っていいと思います。 キョーコさんがおっしゃている、『・・・だからこそ私たち日本人は今回の未曾有の災害を引き受けた』に、まったく共感します。 ※「日本人のモラルに世界が驚く」という題で、今回の災害時のこのような感動つぶやきをまとめているようです。
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上記にあげた今回の震災へのコラムの一部を転載しますね。 一部より* 外国人から見た日本人 外国人から見た地震災害の反応。物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。》
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キョーコさん いつも大切なことを発信して下さりありがとうございます。 地震がおきてから、キョーコさんのブログを今まで以上に噛み締めて読んでいます。 私はいまとても落ち着かないです。不安に押しつぶされそうです。だからこそこの記事はありがたかったです。 地震があった時、私は同僚と外出しておりその夜は、外出先で一夜を過ごしました。仮設避難所（近隣のテナント未入居のオフィス）で沢山の方々に助けてもらいました。避難所で隣に居た老夫婦が「携帯の充電器があるから、使って」と声をかけてくれました。また、沖縄から観光に来ていた男子大学生の団体は、私達に食料をわけてくれました。土曜日になり、私達は最後に退出したのですが、各自、ごみはごみ箱に捨て、そのままで帰宅する人はいませんでした。若い女性達は、オフィスビルの担当者に「ありがとうございました。」を挨拶をしていました。今思っても涙がでます。 「乗り越えられない試練はない」だからこそ、今回の災害は皆で乗り切れると私も信じています。
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冷静に。 チェルノブイリとは状況が全く違います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85 核爆発は基本的に起こりません。全方位に急速に広がる放射線の伝達は起こりませんから２）の参考文献は当たりません。 懸念されるのは放射能（放射線を発する物質）の拡散です。 違いは分かりますか？ 第一原発で爆発が起こりましたが、あれは炉の上にある爆発口が吹き飛んだだけです。 炉は下半分２メートルの厚さのコンクリートに囲まれ無事です。 上部は機材がいくつか入っているだけで殆ど空の空間です。 空圧が上がると上部が崩壊して炉を守るのです。 マスコミが説明不足で不安が拡散しています。 どうか冷静に。 チェルノブイリにはなりません。
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大量の核廃棄物がでることを承知の上で、海水注入。 背水の陣です。 放射性物質を含む蒸気の大気解放が既成事実になっていますが、 それさえも承伏しなければならない事態。 現場で職員の皆さんが闘っているのを感じます。 普通の人たちです。お父さんやお兄さん、息子。 命に換えてでも必死で守ろうとしています。 こっちは便利さだけ享受して、ごめんね、大変なところはぜんぶ押しつけちゃって。 でも、この感謝は忘れないよ。 彼らがベストを尽くした結果はどんなものでも受け入れるよ。 本当にありがとう。
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ごりらさん こんばんは。 コメントをありがとうございます。 そうですね。メルトダウンが起きたとしてもチェルノブイリとは状況が違うので爆発が起こる可能性は少ないかもしれません。 温度が下がることを祈っています。
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ふくゆうさん こんばんは。 コメントをありがとうございます。 きのうはうちの近所のスーパーも品薄でした。今日になって、いつもと変わらない状況になっていたのでほっとしました。 みんながすこしずつ譲り合って、協力しあえたらいいですね。
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しまさん おひさしぶりです。 コメントをありがとうございます。 嬉しいです。 数年来の懸案・・・・そうでしたか。じつはわたしも数年前にこの情景を見ていたのですが、あまりにも衝撃的過ぎて書くことができずにいました。 きっとしまさんの心が届くと思います。 2月27日、一緒に祈ってくださったんですね。 ありがとうございます。 サイト転載はもちろんＯＫですよ。 あろがとうございます。
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ちえさん こんばんは。 コメントをありがとうございます。 そうですね。今日買い物をしながら同じようなことを感じました。 私も一時は肉親と連絡がつかず、はらはらしたりもしましたが、それでも朝は来るんですよね。 「日本人のモラルに世界が驚く」というコラムはいいですね。いろいろな形で有形無形の支援がひろがっているように感じます。
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柴犬さん こんばんは。 コメントをありがとうございます。 地震の日はたいへんでしたね。 ほんとうに無事帰宅されて良かったです。 こんなときは人の優しさや暖かさが身にしみますね。 固定電話も携帯も使えなくなるなか、連絡のとれた友人の「困ったときはいつでも連絡ください」というひと言がとても嬉しかったです。 ＞「乗り越えられない試練はない」だからこそ、今回の災害は皆で乗り切れると私も信じています。 そうだね。一緒に乗りきりましょう。
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キョーコさん 希望という大局的な視点に気づかせていただきありがとうございます。 福島の事態の進行は、核分裂こそ停止したものの発熱反応に対して正常な冷却をする機能を失いプラントの安全停止が不可能な状態に陥っているのですね。 通りすがりさんのおっしゃるように、現場で力ずくにでも停めようと命がけで模索している姿を想うと本当に頭が下がります。 炉の容器が破れるような最悪のシナリオにはならないことを信じて、ひたすら祈っています。 こういった現場最前線の方々がもし自分の家族や友人だったら自分はどう思いどう行動するのだろうか？ と考えました。 『上記の内容は事態が落ち着いてからじっくり考える必要がある。そしてすべての日本人が自分のこととして考えなければならない課題だ。』 はそういう受け取り方をしました。それがたとえば復興時のエネルギー政策に関してもひとりひとりがきちんと向き合って自分の頭で考えることにつながると感じます。 事実として広範囲にわたってほんとうに酷い状況ですが、少しづつでも未来に向けて希望を見出していきたいです！
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sakuyaさん こんにちは。 コメントをありがとうございます。 おっしゃるとおりチェルノブイリとは物理的な状況は違いますね。 １号機の建物の爆発は水素によるものだと報道されていましたね。 誤解があるようです。 わたしが心配しているのはメルトダウンによって最終的に放射能が拡散することです。 放射能の量と風向きと風速しだい汚染地域は変わってきますね。(2)の資料でみてほしかったのは「チェルノブイリ周辺600km圏のセシウム汚染地図」という図でした。説明不足でした。 丁寧なご指摘をありがとうございます。
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通りすがりさん こんばんは。 コメントをありがとうございます。 ＞現場で職員の皆さんが闘っているのを感じます。 ＞普通の人たちです。お父さんやお兄さん、息子。 ＞命に換えてでも必死で守ろうとしています。 そう思います。 祈ることしかできませんが、ひとりでも多くの方が無事でありますようにと心から思います。
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kotaroさん こんばんは。 コメントをありがとうございます。 ＞それがたとえば復興時のエネルギー政策に関してもひとりひとりがきちんと向き合って自分の頭で考えることにつながると感じます。 そうですね。白か黒かではなく、どういう社会を築きたいのか考えたとき、きっとさまざまな選択肢が浮かんでくると思います。現状のメリットデメリットも含めてひとりひとりが考えることができるといいですね。
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北米から日本の被災を見ています。 皆さんは実に立派に対応しています。 北米で同じ事が起こったら略奪、暴行でとんでもない事になるでしょう。 寒さに耐えている被災者、家族を失った被災者、停電に耐えている被災者、 我が身を捨てて原発のトラブルに対処している技術者などなどのためにみんなで祈りましょう。 大難が中難、中難が小難になるように祈りましょう。 これは日本が新しい文明の形を生む為の産みの苦しみでしょう。 このような災難を日本人は過去に何度も何度も経験してきたために、このような状況になってもひと味もふた味も違った冷静な対処ができる遺伝子を日本人は持っているはずです。本来の日本人の心を取り戻し、お互いに助け合い、しっかりと生き抜いて下さい。フレー、フレー、日本。
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福島原発事故はむしろスリーマイル島事故に近い、と説明しようとしたら、すでにofficematsunagaさんが説明していましたね。スリーマイル島では８キロ圏内が避難勧告、１６キロ圏内が屋内退避で被爆者に健康被害もなく農作物にも影響はありませんでした。 今回最悪の場合そのレベルを超える可能性もありますが、逆に言えばそういった質の事故になります。 まあ、難しい事を理屈よりも「マスコミが現場に居る」事実がすべてを語っているかと。
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Shokoさん こんにちは。 北米からの応援はうれしいです。 ありがとうございます。 震災から一週間がたち、状況は厳しい様相を呈してきましたが わたしもできることをしようと思います。