仕事と志事は祈りと願い
むかし小説家になりたかった時期が長かったので、言葉の意味や美しさにはちょっとこだわりがある。
たとえば「仕事」って言葉。
これは事に仕えるという意味なんだよね。
「事」を「神」という文字に置き換えるとよくわかるんだけど、小さな我やエゴを捨てて、無私の状態で事そのものになりきって働くことを仕事というんだよね。
全身全霊で打ち込む、魂のミッションと言い換えてもいい。
たとえばわたしのように「サイコシンセシス(統合心理学)」を教える仕事をしているなら、そこに個人の欲求をいれずに、純粋にサイコシンセシスの本質的な意味である「精神統合」を教えることが、ほんとうのミッションになる。そのミッションからチャンクアップして考えると精神統合を知識でつたえるのは愚の骨頂で、エネルギーをとおして伝えてゆくしかないというところにたどり着く。
物を作る場合も同じだ。
その物の持つ意味を掘り下げて、その物になりきって、より良い物を創ろうと試行錯誤してゆくなかで最高品質のものが作られてゆく。
魂が入るという言い方もあるね。
あ~めっちゃ職人的だ(爆)。
祈りのワークショップで祈りと願いの違いの話をしたんだけど、ほんとうの意味での「仕事」は魂の奥底からの願いであり、ミッションであり、祈りそのものだ。
それにたいして最近はやりの「志事」と書いてしごとを指す場合は個人の志や思いがメインなので、これは願いだ。欧米的な感覚に近いのかもしれない。
どっちがいいとかではなく、しごとに対するスタンスの違いだろうと言いたいところだけど、きっと仕事という文字が表す本来の意味を知らない、もしくは誤解しているから「志事」という文字を使っている場合も多いような気がするなあ。
仕事という言葉の美しさに気づけ! と言いたい。
それでいうと、「体さん」とか「魂さん」ってな言葉も苦手だったりする。
しゃきっとせんか!! と、思ってしまう(爆)。
ん~たんなる好みの問題か(笑)。(^^;
2014年11月19日
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