お役目と魂のミッション
わたしは「お役目」という言葉が嫌いだ。
あ、すいません。あまりにも唐突な発言で（＾＾；
いや・・最近、よくこの言葉を聞くんだよね。
「わたしはお役目があるから」とか。
ここでいう「お役目」っていうのは一般的に特別な才能とか立場を使って世の中に貢献することをさしているみたいなんだよね。なおかつそれが素晴らしいことのように思われている節がある。
考え方はひとそれぞれだけど、この言葉を聞くとなんだか不自由なものの見方だなあと感じるんだよね。すべての魂は美しくて、シビアなまでにこの宇宙は平等だ。それぞれが自分の感性や心の奥底から湧き上がる思いにしたがって、「自分自身」を生きればいいし、それがそのひとの魂のミッションなのだと感じる。
それは家族を愛することかもしれないし、絵を描くことかもしれない。かならずしも目に見えるかたちで世の中に貢献しているとはかぎらない。魂のミッションというのは、サイコシンセシス（統合心理学）で説明するなら、自分の中にいるたくさんのサブパーソナリティーたちを慈しみ統合する過程で、さまざまなことを感じたり、納得したりしながら自分自身を生きることなんだよね。
だれもが自分のミッションを持っている。
うん？ ミッションって日本語に訳すと「使命」だよね。つまり命の使い方のこと。
あなたは自分の命をどう使いたい？
わたしは、世の中に貢献するとか、堅苦しい枠にはまってお役目を生きるより、魂の声にしたがって生きたい。それが他者にわかりやすい形で見えるかどうかはわからないけど、そんなことはどうでもいいの。
この宇宙は不完全で日々進化し続けている。
だからこそ人間は悩みもするし、苦しみもする。同時に苦しみを癒し、悩みを解決して、喜びを感じることで、この宇宙の成長を助けている。人間は宇宙を構成する大切なパーツ。人間の成長や変容は宇宙の変容そのものと言っていい。
それぞれが自分自身の人生を生きることで、この世界は進化し続けている。
お役目なんてちいさい（笑）。
人間はもっと自由で、どこまでも可能性に満ちた生きものじゃない？
2014年11月25日
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