『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』 2 実践 夢をコントロールする方法 怖い夢
さて本日は前回から連載している『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』シリーズの2回目ということで、実践編をお届けします。
題して、
『実践 夢をコントロールする方法 怖い夢』
前回は私の例を使って夢の効用をお話しました。
私がピンチをチャンスに変えるのが得意なのは、眠っているときに見る夢の取り扱い方にある、というお話をしましたね。
今回はいよいよ具体的な夢の取り扱い方についてお話をしていきます。
【怖い夢は何の象徴?】
誰でも一度や二度は悪夢や嫌な夢を見たことがあると思います。
そういうときは、なにか悩みを抱えていたり、ストレスフルな状態だったり、人生の重要な課題を抱えていたり、転換期の真っ最中であることが多いです。
もちろん風邪をひいて高熱を出しているとか、物理的な理由で怖い夢を見ることもあります。
以前、祖父の家に泊まりに行ったときのことです。
大きな猫又のよう生き物に心臓を押しつぶされる夢を見て、「う~ん・・う~ん」と唸る自分の声で目を覚ましました。
怖い夢をみたな・・・と思って目を開けると、布団の、ちょうど胸のあたりになにか大きなものが乗っているんです。
お・・・重い・・・(^^;
祖父の飼っている巨大な猫が私の布団の上で寝ていたんですよ。
あまりの重さに、猫又の押しつぶされる夢を見たわけです。
典型的な物理的な刺激による夢ですね。
さて話を戻して、なぜ悩み事を抱えているときに「怖い夢」を見るのでしょう?
それは、自分では気づいていない自分の本当の気持ちがモンスターや恐ろしい出来事という形をとって夢に現れるからです。
だから自分の本当の気持ちに気がついて、現実的に行動を起こせば怖い夢は見なくなります。
【いま夢を見ていると自覚する~ 私の例】
私の夢を例にとって話しましょう。
20代の半ばくらいでしたかね。
モンスターや魑魅魍魎に襲われる夢をしょっちゅう見ていた時期がありました。
ちょうどその頃は、はじめての子育てということもあって、ストレスでいっぱいでした。
子育てだけの人生は嫌だけど、かといって自分に何ができるのかわからない。
独身の友人たちはバリバリ仕事をしてキャリアを積んでいくのに、自分は朝から晩まで家事と子育てに追われて、時間だけが過ぎていく。
そう思うと、人生を無駄にしているような気がしてたまらなかったんですね。
で、夜眠ると、夢の中で魑魅魍魎に取り囲まれる。
それはもう怖かった。
でもある晩、夢の中で気づいたんです。
というか、自分に言い聞かせました。
「これは夢だ。だから私には大剣が使えるはず」
そう決断した次の瞬間、私はギラリと光る大剣を握っていました。
「わたしは、誰よりも強い」
恐怖が完全になくなったわけではなかったんですが、恐怖をねじ伏せて、戦う勇気が出てきたんです。
「これは夢だ」という意識も大きかったですね。
負けて死んでも、朝になったら目が覚めるだけですから。
で、大剣をふるうと、恐れをなしたモンスターが逃げていきました。
このときから私は悪夢にでてくるモンスター達を恐れなくなりました。
同時に母親として子育てをしながらも、「自分を生きよう」と腹をくくったんです。
その後の私は周囲を巻き込みながら、少しずつ自分の時間を作って、10年後に向けて行動しはじめました。
ここから人生が大きく変わりました。
【モンスターの正体】
私の事例をお話しましたが、私にとってのモンスターの正体は何だったと思います?
それは、子どもを産んで以来ずっと押さえ込んできた私の心の中にいる「自分らしく生きたい、何かを形にしたい、自分の能力を発揮したいクリエイティブな私の一部」だったんです。
一方で、いいお母さんでいようと思う私がいて、 「いいお母さんの私」が「自分の能力を発揮して生きたい私」を鳥籠の中に閉じ込めようとしていたんです。
心の底からあふれてくる思いを見て見ぬふりをしたり、押さえつけると、それはモンスターとなって夢の中に現れます。
さらに不平不満を抱えて子どもにあたったり、心のどこかで他人の幸せに嫉妬したり、実人生にも大きな影響を及ぼしはじめます。
じゃどうしたらいいのか?
自分の本音と向き合うことで状況はいい方向に変わります。
でもモンスターから逃げているうちは、なかなか自分の本音と向き合う勇気が湧いてきません。
だって自分の本当の気持ちにしたがって生きようとすれば、目の前のそこそこ平和で人並みの人生が一変するかもしれないし、自分の不幸を誰かのせいにすることもできなくなります。
周囲の理解を得るために、関係者と真正面から話し合う必要も出てきます。
そんなチャレンジをするくらいなら、目の前の安定をとろう、と多くの人が思います。
でもね、心の奥に住む私たちの本音は、私たちが気づいてあげるまではモンスターとして存在し続けます。
自分の本音と向き合わないまま、自分ではない何者かを演じ続けた人の人生はとても悲しいです。
自分の不幸を嘆き、心が触れ合うあたたかな人間関係を築くことができないお年寄りをたくさん見てきました。
【夢を使いこなす手順】
でもどうやって自分の本音と向き合っていいのかわからないよ~。
はい。そんな人におすすめなのが、
前述したように、夢を使ってモンスターを飼いならす方法です。
話を整理しましょう。
◆夢を使いこなす手順
①夢の中で、「いま自分は夢を見ている」と自覚する練習をする
②怖い夢に限らず、夢の中でチャレンジする機会があればチャレンジする練習をする。
※コツは、寝る前に「夢を見ていると気づく。自分は強い」あるいは「私は夢の中では魔法が使える」と決めることです。これだけで、そのうちモンスターを飼いならせるようになります。
◆夢を使いこなせるようになる効果
・自分の本音と向き合う勇気、行動する勇気が湧いてくる。
・自分らしく生きることができるようになる。
・本音でひととふれあえるので、あたたかな人間関係が築ける。
・不適切なシナリオを書き換えられる
・そして、ピンチをチャンスに変える力が手に入る。
いかがでしたでしょうか?
お気軽にご感想・ご質問くださいね。
みなさまの夢、大募集です。
公開で夢分析をしてほしい方、ぜひどうぞ~。
次回は、『3 実践 夢をコントロールする方法 夢からアイデアをもらう』をお届けします。
2020年11月20日
【ブログ中参考記事】
・『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』 1 夢の効用 私がピンチに強いわけ
・『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』 2 実践 夢をコントロールする方法 怖い夢
・『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』3 実践 夢をコントロールする方法 夢からアイデアをもらう
・夢解きのコツ その2
・4 目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編 実践 夢ワーク「5年前のあの日の悪夢をめぐる冒険①」
・5 本当に欲しいものは? 実践 夢ワーク「5年前のあの日の悪夢をめぐる冒険②」~目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編 」
修羅場の向こうにある景色 6 目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編 実践 夢ワーク「5年前のあの日の悪夢をめぐる冒険③」
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