『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』3 実践 夢をコントロールする方法 夢からアイデアをもらう
『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』シリーズ3回目というわけで、今回は『夢からアイデアをもらう』をお届けします。
夢についての基礎知識、さらに私の実例を使って夢からアイデアをもらう方法の2本をまとめてお届けします。
じつは2005年から2006年にかけて、『魔女のすすめ』というメルマガを発行していました。
で、当時の夢について書いた配信記事がなかなかよく出来ているんです。
古い読者さん以外は読んだことがないと思うので、今回はメルマガ2通分の大ボリュームでお届けします。
目次
夢解きのコツ その1 (魔女のすすめvol.29)2006年1月24日 発行
こんにちは、キョーコです。
さて今日のテーマは夜眠ると見る夢について。
目次
・解釈のポイント「夢は連想ゲーム」
・実例 桜の夢
一年の最初にみる夢を初夢といって、むかしから初夢の吉凶でその年の運を占ったり、あの手この手で吉夢をみる方法が考えられてきたよね。
占いだけではなく心理療法の分野でも、夢を使って精神分析をする試みがされてきた。
代表的なのは、すべての夢は無意識の性衝動と結びつくと考えたフロイト。
また性に限定せずに、夢は無意識からのメッセージととらえたユングあたりかな。
このように古今東西、夢はそのひとの無意識を読み解く手がかりとして、とても大切にされてきたんだよね。
実際、夢の解釈の仕方がわかってくると、日々生活してゆくうえでなかなか役に立つ。
もちろん今は本屋さんにゆけば、夢占いの本がずらっと並んでいるよね。
ところがいざ本を見ながら夢を解釈しようとすると、これがけっこう難しい。
夢占いの本には「雨」や「花」「洪水」「火事」といったさまざまな項目が並んでいて、それを読んで意味を解釈するわけだけど、じつはここに落とし穴があるんだよね。
■解釈のポイント「夢は連想ゲーム」
一般的に夢占いや夢分析の本はユングやフロイトの解釈を元に書かれていることが多いんだけど、これはどういうことだろう?
じつは本にでてくる解釈は西洋人の無意識を元にしていることが多いんだよね。
日本人とかれら西洋人の感性は細かいところではけっこう違う。
たとえばスイセンの花。
西洋人の場合はスイセンというと、ナルシズムやうぬぼれの強さの象徴と解釈することが多い。
これはナルシスという美少年が自分を愛するあまりスイセンの花になってしまったという神話からきている。
けれど日本人の中には、こうした神話を知らない人も多い。
ということは、自分とまったくなじみのない神話や象徴をもとに書かれた夢占いの結果を鵜呑みにしても意味がないということなんだよね。
とくに花の場合はひとそれぞれ、個々の花にまつわる思い出が違う場合が多いので、本を鵜呑みにするとまったく見当はずれの解釈になってしまうわけ。
実際にどう解釈するかは、実例をだしたほうが早いよね。
そこでわたしが以前見た夢を例に解釈してゆこうか。
■実例 桜の夢
あるとき満開の桜の中で母が微笑んでいる夢をみた。
全体をとおして感じたのは、なんだか懐かしいような、安心するような気持ちだった。
一般的には桜ははかなさや徒労を象徴する。
また花畑は天国や死後の世界を象徴する。
つまり教科書どおりに解釈すると、死の予知夢という結論(?)になりかねない。
さてわたし流に解釈するとどうなるか。
まずいちばん印象の強かった桜にまつわる個人的なイメージや思い出をみつける。
わたしは子どもの頃、北海道に住んでいたんだけど、家の前に大きな桜の木があったんだよね。
北海道では冬が終わると、短い春がきて、桜はもちろん、さまざまな花が一斉に咲き始める。
家の前の桜は、花が散ってしばらくすると小さな実をつける。
子ども心に、わたしはその実が食べてみたくてしかたなかったんだよね。
だって小さくて赤くて、とても美味しそうなんだもの。
わたしにとって桜は長い冬が終わって、一斉に緑が芽吹く季節に咲く花であり、ちいさいけれど、実をつける生命力の象徴だった。
このあたりを加味して考えると、この夢の解釈はまるっきり違ってくるよね。
幼い頃の安心できる思い出と結びついた桜は、母の心が生命力を取りもどす象徴と読むことができる。
さらに桜の咲く頃、母の居る北海道に行く用事ができるかも・・・と。
さてこの夢を見たのは秋口だったんだけど、翌年の四月、急遽北海道の実家に行くことになった。
用が終わってお茶を飲んでいたときに、母がぽろっと言った。
「最近、眠れないのよ」
「ヒーリングしてみる?」
以前は絶対にヒーリングを受け付けなかった母は静かにうなずいた。
ベッドに横たわった母の横で、ちいさな子どもに物語を読み聞かせるように語りをいれながらエネルギーを流していると、母は静かに寝息を立て始めた。
いつのまにか、わたしと母とのあいだにあった、お互いに許せなかったわだかまりがすっと消えていた。
翌日、東京に帰るわたしを駅まで見送りにきた母は、夢の中で見たように、穏やかに微笑んでいた。
この場合の解釈のポイントは、
1 桜が個人的な思い出に結びついていること。
2 夢全体に漂っていた空気がなつかしい感じ、安心するような感じだったこと
つまり夢を解釈するときに重要なのは、夢全体から感じる気持ちを重要視すること。
本は参考程度にとどめ、いちばん印象に残った事柄を中心に、自分がそこから連想するイメージや感覚を大切にすることかな。
夢解きのコツ その2 (魔女のすすめvol.29)2006年2月7日発行
これは2006年11月7日のブログ記事にアップしてあるので、下記のURLをクリックしてお読みください。
↓↓↓
夢解きのコツ その2
目次
1 夢のメカニズム
2 夢に対処する 1 夢のストーリーを解釈する
3 夢に対処する 2 夢の登場人物になってみる
4 応用編 地震の夢はどう解釈する?
この記事にも具体的な夢の活用法が書いてあるので、前回の『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』 2 実践 夢をコントロールする方法 怖い夢と合わせて参考にしてみてくださいね。
次回は4 『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』 実践 夢ワーク「5年前のあの日の悪夢をめぐる冒険①」をお届けします。
2020年11月25日
【ブログ中参考記事】
・『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』 1 夢の効用 私がピンチに強いわけ
・『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』 2 実践 夢をコントロールする方法 怖い夢
・『目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編』3 実践 夢をコントロールする方法 夢からアイデアをもらう
・夢解きのコツ その2
・4 目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編 実践 夢ワーク「5年前のあの日の悪夢をめぐる冒険①」
・5 本当に欲しいものは? 実践 夢ワーク「5年前のあの日の悪夢をめぐる冒険②」~目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編 」
修羅場の向こうにある景色 6 目覚めたら世界が変わる? 夢使い入門編 実践 夢ワーク「5年前のあの日の悪夢をめぐる冒険③」
★白鳥澄江の著書
なぜ眠り姫は海で目覚めるのか? 超ネガティブ思考を解除する3つのメソッド
★白鳥澄江の新刊はこちらから、1章丸ごと立ち読みできます
「なぜ眠り姫は海で目覚めるのか?~超ネガティブ思考を解除する3つのメソッド」
でーぷすぎる記事やメルマガ限定記事は無料メルマガで配信しています。
興味がある方は、ぜひ下記のフォームから登録してみてね。
↓↓↓
★無料メールレッスン「幸運体質を作る基礎トレ」プレゼントもGetしたい方はこちらからどうぞ!
無料メルマガ登録ページ