シャーマンの戯言、転ばぬ先の杖と、転んだあとのリカバリー

こんにちは。
数日前から日差しは暑いけど、風が涼しくなって、秋の気配が漂い始めましたね。
この季節になると年末年始の予定がはいってきて、気分はもうお正月です。・・・て、おい(--;
お正月といえば、2024年の能登半島大地震からもうそろそろ2年が経とうとしているんですね。
毎年、その年の指定された土地で大晦日の日付が変わる瞬間に神事をするんですが、2023年の大晦日は能登半島の珠洲市で神事と降りていました。
でもあのときはその天啓に従わなかったんです。
うちはここ数年、年末年始は夫の実家で過ごすようにしていました。で、大晦日は早めの夕食を義父母と一緒に食べてから神事の場所に行くようにしていました。指定の場所も近場が多くて、千葉、茨木、伊豆半島の海の見える場所がほとんどでした。
ところが地震の前日の大晦日になって、「珠洲」と降りてきたんです。
焦りましたね。
数日前から能登は気になっていた場所でもあったので、「やっぱり・・・」という思いと「勘弁してくれ」という思いが交差しました。ふだんは主婦らしいことも嫁らしいこともしないので、年末年始ぐらいは夫の親孝行につきあいたい気持ちがありました。
で、言い出せなかったんです。
心のなかで、「無理」と伝えたら、「洲」という文字と同時に千葉県の房総半島の地図が浮かんできました。
洲・・・洲崎。
調べると房総半島の東京湾沿いに洲崎神社があるので、神事を行う代替え地として洲崎神社を選んだわけです。実際、房総半島も大地震の危険があって神事が必要なポイントでもあったのと、能登半島とは対の位置関係でもあったので合理的な判断のはずでした。
でも心の奥では後ろめたい気持ちがありました。
自分がシャーマンの役割よりも嫁であることを優先したからです。
本当は珠洲に行く必要があるのに、そんな自分の思いをごまかしました。
東京から能登半島の珠洲までは遠い。だから夕食を食べてから出発したのでは間に合わないと心のなかで言い訳をして・・・。
千葉の洲崎神社で神事を行っていると、目の前の真っ暗な東京湾の海に能登の海がオーバーラップしました。
そして日本中の無数の地神たちが深々と頭を垂れて、無言で「助けてください。救ってください」と伝えてくるんです。
日付がかわって2024年1月1日の朝、祈っていると神事のときに現れた日本中の無数の地神たちが深々と頭を垂れて、珠洲沖が揺れて能登大地震が起きることを必死で伝えてきました。
そして2024年1月1日16時10分、令和6年能登半島大地震が起きました。
東京湾はかろうじて守られたけど、能登は力が及ばなかったんです。
もちろんいくらシャーマンといえども、人間のわたしには地震を鎮める力などありません。
でもだいた20年くらい前からだと思うんですが、予知で降りてくる大地震はなくなるか、起きても震度2くらいですむようになりました。予知するだけで、悪い未来が明るい未来に変わるんです。
どういうことでしょう?
それは祈り方に関係があるんです。
通常、祈りというと「地震が鎮まりますように」とか「世界が平和でありますように」とか「大難が小難になりますように」というふうに人間の側の願いを奏上することが一般的ですよね。
でもわたしの祈り方はそうした願いは一切奏上しません。
ただ大いなる力と共にあるだけ。
大いなる力、あるいはその地の龍神や神々とひとつになって、自分自身が大いなる力そのものになるんです。
するとね、かれらは人間であるわたしの無意識層にある願いや愛、喜びや穏やかさと同化して、それをわがことのように受け取ります。するとこの世界をこの世界として在らしめている「目に見えないシステム」にスイッチが入るんです。わたしのなかにある願いが大いなる力の御心にかなえば願いは叶います。
「ともに在れ」と祈って、結果は大いなる力にすべてお任せするんです。
祈りに必要なのは、信じる力と自分の心を見つめる力だけ。
成否は心の奥にある無意識の状態しだいです。
ところがあのときは珠洲に行かなかったことで私の中に生まれた後ろめたさや迷いが、大いなる力に通じる純粋な祈りを妨げました。愛を濁らせたといってもいいです。迷いの反動は数日後に右手首を複雑骨折するという結果で跳ね返ってきました。
ふつうの感覚なら大げさだと思うでしょう。
いや、地震を鎮めるなんて発想が傲慢だと思われるかもしれませんね。
でもそれがシャーマンの仕事だし、本来のシャーマンが行う祈りにはそのシャーマンのプライベートな無意識レベルの制御が大きくかかわってきます。
表面的な部分ではなく、無意識部分が重要なんです。
だからシャーマンの祈りを学びたいひとには、まず自分の心の動きを見つめる方法を教えるわけです。あ、話がそれましたね(笑)。
そんなわけで、あれから2年。
被災された方々のご苦労を思うと、いまでも胸が痛いです。
わたし個人にとっては迷いがあると祈りは失敗するという現実をあらためて突き付けられた出来事でもありました。骨折が98%回復するのにほぼ1年、骨折前の筋肉レベルまで回復するのにさらに半年という時間が必要でした。でもいい勉強になりました。
骨折したおかげで自分自身の甘さを顧みることができたのはもちろんですが、身体面でもいいことがありました。筋肉を回復させるために始めた腕立て伏せ10回×2セットがばっちり習慣になりました。おかげさまで前鋸筋がついて胸郭がひろくなり、体幹の筋肉も以前に比べるとしっかりしています。
なにより体が軽いんですよ。
これは嬉しい。
年が明ければ64歳になるけど、身体的な部分でもトレーニングすれば、まだまだいけるということが分かったのも大きな収穫です。
来年は今年の革命の流れが加速して、2027年は大革命、そして2028年はシャーマンとしてのわたしの力が必要になる出来事があるらしいので、この先も時代は動乱とお祭りさわぎですね。
わたしも腹を決めましたからね。
同じ失敗はしません。
この話がみなさまにとって、転ばぬ先の杖となりますように。
転んでしまったわたしも、「つぎ」を見据えて、失敗は糧にします。
誰でも失敗はするものなので、リカバリーが大事というお話でした。
2025年9月25日
【ブログ内参考記事】
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