苫小牧入り~北海道胆振東部地震
先ほど東京に戻った。
高齢の母と連絡がとれなくなったので、急遽9日から北海道に行っていたのだ。今回の北海道入りは二転三転して、なんとも不思議な流れだった。
どういうことかというと、先日のブログには実家に行くために6日の早朝便で千歳空港に行く予定と書いたんだけど、本当は父方の墓参りが目的だった。この時点では母の住む苫小牧には寄らずに急ぎ用事だけ済ませて東京に帰るつもりだった。
そんな中、9月6日午前3時7分、北海道胆振地方東部で震度7の地震が起きた。新千歳空港も震源地に近いため、空港機能は停止し、羽田発千歳行きは全便欠航。父方の親戚と相談して墓参りは落ちついてから仕切り直そうということになった。苫小牧の母とは6日の昼にはいったん連絡がついたし、元気そうなので、あわてて勇払に行かなくても大丈夫だと思った。
ところがその夜から母と連絡がとれなくなった。なんど電話をかけても話し中。さすがにおかしい。なにか不測の事態が起きている? 高齢者の一人暮らしなので心配になって、すぐに航空券を手配して米や水などの物資をザックに詰めこんで北海道に飛んだ。
千歳行きの飛行機は震災関係者が多く、隣の席のご婦人は出産したばかりの娘さんが札幌に住んでいて、食料がないのでミルクや米をもって娘のところに行くと言っていた。家族が厚真町に住んでいるという方もいた。
この時点では苫小牧行きのバスもJRも止まっているので新千歳空港でレンタカーを借りた。借りる時点で車にはガソリンが8割しか入っていない。東日本大震災でもそうだったけど、道内ではガソリンが不足しているのだ。
そんなこんなで36号線をひた走り、実家の玄関を開けると元気な姿で母がでてきた。
よかった・・・・。
どうやら電話機の問題だったようだ。確認でスマホからかけてみたけど、実家の電話機はうんともすんとも言わない。わたしがみた範囲では問題はみあたらなかった。とすると余震で断線したのか? NTTに連絡しようにも日曜日は休みなので、週明けにスマホから連絡しようということになった。
で、月曜日の朝、NTTに電話してみたけど、混んでいるのか繫がらない。またあとでかけてみようと電話を切ったとたん、うんともすんとも言わなかったはずの固定電話がいきなり鳴った。
えー???
電話は茨城の叔母からだった。
電話機、復活。
なんで???
その後、電話は問題なく使えている。
でも電話か繫がらない状況にならなければ、空港が混乱しているこの時期に苫小牧には行かなかったな。9日に時点でさえ、やっと予約できた便も直前で欠航になって、何度も別の便に振り替えたり、もうぐちゃぐちゃ状態だった。
実家の裏の砂浜に降りると、遠く厚真の苫東火力発電所の灯りが見える。冷たい雨と風に混じって、大地の振動が聞こえる。
帰ってきたよ。
目を閉じて、海と風と大地を感じる。
ここは、わたしの生まれた場所だ。
母と、この海と土地に呼ばれたんだろうな。
じゃなきゃ、あんなタイミングで電話が不通になるなんてありえない。
なによりも母が元気でよかった。
じつは6日の地震が起きる2日前ぐらいから、妙に体調がおかしかったんだよね。わたしは地震の影響が身体に出るタイプじゃないので、ふだんはこんなことはない。でも北海道の勇払郡付近の地震だけは身体に出る。きっと人間の身体は生まれた土地の土と水と空気でできているのかもしれない。だからその土地の動きを敏感に感じるのかもしれない。
帰りの千歳空港の夕焼けがすごくきれいだった。
2018年9月11日
★白鳥澄江の著書
なぜ眠り姫は海で目覚めるのか? 超ネガティブ思考を解除する3つのメソッド
★白鳥澄江の新刊はこちらから、1章丸ごと立ち読みできます
「なぜ眠り姫は海で目覚めるのか?~超ネガティブ思考を解除する3つのメソッド」
でーぷすぎる記事やメルマガ限定記事は無料メルマガで配信しています。
興味がある方は、ぜひ下記のフォームから登録してみてね。
↓↓↓
Comment
私も友人二人が北海道に居るので、連絡がついて安心しました。
地震の前は台風があり、その時はめまいがあり体調も崩しました。
そして地震の起こる二日前からは頭痛が酷く薬もほとんど効かなかった状態でした。頭痛なんて滅多に無いので、よほど体調が悪いのかと思っていたけど、地震の翌日には治ってました。
今また軽いめまいがあるので台風の影響かもしれません。
今、気象病というものがあるようですが、気象に影響されない体づくりは大切ですね(^_^;)
でもやはり自然は凄いです。
あんな大変な地震直後の朝日は、とても静かで美しかったです。
それを見ていたら、怖さと美しさのある自然によって生かされてると心から感じました。
美雨さん
こんにちは。ご友人が無事でよかったです。
美雨さんは身体に出るタイプなんですね。症状を読むと、本当に辛そうですね・・・。
わたしは基本、身体に出ないので、美雨さんのような辛さをあまり体験したことがないんです。今回、はじめて身体の変調を体験しました。
といっても頭頂部の軽い違和感と身体の重さ程度だったので日常生活に支障はありませんでしたが。。。
自然は本当に美しいですね。
とても共感します。
今年もあと三か月ですが、まだいろいろあると思うので、どうぞご自愛ください。