潮流を読む意味　2006年の流れ 3

2006年1月8日

2021年2月7日

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キョーコ★白鳥 澄江

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キョーコ★白鳥 澄江

脳科学と心理学に精通し、16年間で1万人以上の相談にのってきたシャーマン。「信じる力は、世界を変える」がモットー。自分自身を信じる力・愛を受け取る力を育てる方法、激動の時代を乗り切る極意を教えている。 著書「なぜ眠り姫は海で目覚めるのか？　超ネガティブ思考を解除する３つのメソッド

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　人生は自分の手で切り拓いてゆくものだから、今年の流れには興味がない。それよりも自分がどうしたいかが大事という話をときどき耳にする。
　その考え方自体はとても前向きで素敵だよね。
　少なくとも占いに左右されて生きるよりもずっと創造的にみえる。
 

　でもひとつ、大切な視点が抜けている。
　それは自分もこの地球、そして宇宙の一部だというマクロな視点なんだよね。
 

　自分がどうしたいかはとても重要だけど、この星に生きている以上、わたしたちは地球自身はもとより、宇宙の大きな流れの影響を受けざるをえない。
 

　たとえば太陽活動は地球に大きな影響を与えているよね。大きめのフレアが発生すると磁気嵐が起きて人工衛星が故障したり、地球の電波状態も悪くなる。たしか一昨年のカナダの例では、フレアの影響によって地電流が変化したため発電所が停止して広範囲で停電が起きたこともあったね。
 

　こうした物理的な現象をも惹き起こす宇宙の大きな流れのただ中にわたしたちは生きている。だとしたらこの流れを知ったうえで、自分はどう生きたいのか考えるのはけっこう大事だったりするんだよね。
 

　そもそも自分の意志とはなんだろう？
　自分で把握できる感情や意志は『顕在意識』と呼ばれる領域にあって、自分という存在のたった１割でしかない。普通わたしたちが『自分』だと思っているのは、南極の海に浮かぶ巨大な氷山の一角のようなもので、海中に隠れている膨大な領域を『潜在意識』あるいは『無意識』と呼ぶんだよね。
 

　わたしたちの無意識の奥深くには個を越えた民族意識、さらに人類全体で共有している集合意識がある。さらにそのずっと深いところに、それぞれの魂がいる。個々の魂は、多次元にまたがる自分の魂の成長の各段階の魂と繋がり、最終的に根源の光とも繋がっている。
 

　自分の魂が内なる光なら、生きる環境を整えてくださっている目に見えない流れは外なる光。
　自分の魂に祈ることを忘れ、外部の神や人間やモノに依存すれば道を誤る。生かされている感謝を忘れて自分の魂のみを信じようとすれば、いつしか自我が肥大して傲慢になる。
 

　内なる神と外なる神のどちらも等しく大切なんだよね（ちなみにこの両方の意味がわかったとき、内と外がひとつになる）。ようはバランスの問題で、どっちに偏ってもまずい。
 

　こんなふうに考えてゆくと、自分で意識できる自分っていうのは、じつはとてつもなくちっぽけな存在だってことに気づくよね。なんせ氷山の一角だからね。大きな流れの中では、ただ押し流されてゆくしかない。
 

　けれど自分の中に内なる光があって、それが大きな流れと繋がっているのに気づいたとき、宇宙の意志がちいさな我を越えた自分の魂の意志そのものであることにきっと気づく。
 

　そして宇宙の意志は変わることなく人間を愛しているんだよね。ただしそれはそれぞれの魂が進化成長することを心から願う親の愛。だからエゴに支配された人間の目には、地球の地殻変動や多くの異常気象は無慈悲に映るかもしれない。けれどもう一段深い視点でそれらを眺めたとき、いま生かされ、与えられていることに気づくよね。
 

　自然の意志、地球の意志、おおいなる宇宙の意志はわたしたちに何を伝えようとしているのか考えてみるといいかもしれない。それがより深い愛に根ざしたものだと気づくことができたら、「自分に何ができるだろう？　自分のもって生まれた個性をどうやって生かせばいいだろう？」と考えてみるといいかもね。
　そして自分にできる最善を尽くす。
 
　
　というわけで、明るい展望をメインに具体的な2006年の話は1/10発行予定のメルマガのほうに書くね。お楽しみに♪
 
2006年1月8日

★白鳥澄江の著書

なぜ眠り姫は海で目覚めるのか？　超ネガティブ思考を解除する３つのメソッド

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