食べない身体4~食べないメソッドの1歩めは
さて前回は食べない身体になりたかったら第3チャクラを発達させること、という話をした。
今回は第3チャクラを発達させる具体的な方法について書いていく。
【食べないシリーズ目次】
1 食の支配とコオロギパン
2 5日間完全断食、毎日3時間登山でも体重が1グラムも減らない?
3 食べなくてもだいじょうぶな理由
4 食べないメソッドの1歩めは←いまここ
第3チャクラを発達させるには以下の二つの方法がある。
1瞑想
2現代心理学&脳科学と祈りの組み合わせ
順番に解説していこう。
1 瞑想
まずひとつめはラージャヨガ、つまり瞑想だ。
瞑想のプロセスは以下のような流れになる。
雑念
↓
精神集中
↓
狭義の瞑想
↓
三昧
でね、第3チャクラで何度も三昧を経験をするうちに第3チャクラが開花して、結果的に食べなくても気からエネルギー補給ができる身体になる。
これだけじゃ何が何だかわからないと思うので、各段階について解説していくね。
1 雑念の段階
一般的に瞑想をはじめたばかりの頃は目を閉じると今朝食べたご飯のおかずとか、明日の仕事のスケジュールとか、とにかく雑念がどんどん湧いてくる。この時点での雑念の内容は表面的な日常の雑事が多い。
また眠ってしまうこともしばしばだ。
それでも毎日すこしずつ座り続けているうちに、やがて表面的な雑念のエネルギーは出きってしまう。
私が学んだクンダリーニヨガの教室ではこの段階の雑念をラムネの泡みたいなものだと説明していた。
上手いたとえだなと、思わず唸ったのを覚えている。
さて雑念がちょっと鎮まってくると、つぎの段階に入る。
つぎの段階では心の深い部分にしまってあった遠い昔の記憶や、深い怒りや悲しみなどの感情が湧いてくる。
そのため精神のバランスを崩す人も出てくる。
ここを通過するために必要なのが自分自身の心の動きを観るセルフの視点だ。
セルフとは自分という存在の中心であり、さまざまな感情や思考を受け止めつつ、方向性を決める機能をもっている。
詳しく知りたい方は、私の著書「だいじょうぶ肩の力を抜いてみて」か「なぜ眠り姫は海で目覚めるのか」に詳しく書いてあるので、ここでは割愛するね。
2 精神集中
雑念の段階を通り過ぎて順調にプロセスが進むと、ほんのすこしずつ集中できるようになってくる。
最初はわずか1秒、2秒だけど、何も考えずに集中できる時間が増えてくる。
丹田瞑想の場合は丹田に集中している瞬間、丹田を観ることができるようになってくる。
3 狭義の瞑想
精神集中ができるようになり、さらにその状態を一定時間持続できるようになってくると、やがて集中する対象との合一が起きる。
たとえば丹田に集中している場合、精神集中の段階ではまだ丹田とそれを見ている自分は別の存在だ。
ところがこの狭義の瞑想段階に入ると、丹田を見ていながら同時に自分は丹田そのものになってしまうという状態になる。
ただしこの段階での合一はまだ部分的。
4 三昧
狭義の瞑想状態まで進み、何度も対象との合一を繰り返すうちに、だんだん自分という殻を捨てることができるようになる。
するとあるとき個である自分の中に大いなる力が流入してくるようになる。
それが三昧と言われる状態だ。
このとき自分という殻が破れ、大いなる力とひとつであることを体感する。
ただし流入してくる力の段階はその人の精神の成熟度により大きく違う。
よりセルフの視点、愛の心を磨くことができていれば、より高次な力の流入が起きる。
このときに重要なのは神、あるいは大いなる力を信じて全託すること。
ちょっと専門的だけど、長く瞑想を続けているとこんなプロセスを通る。
この説明を読んでびっくりしている人もいるかもしれないけど、瞑想はたんなる健康法や脳みそをクリアにするためだけのメソッドではない。
もちろん気持ちがすっきりするとか、精神が安定するという効果もあるけど、じつはもっと奥が深い。
瞑想のプロセスは人間の精神が進化するプロセスであり、霊的な自己の自己実現への道の一歩目なんだよね。
さていかがでしたでしょうか?
瞑想に取り組みながら少しずつチャクラを育てていくのもひとつだよ。
ただし真面目に取り組むと、まず雑念の段階で自分がこれまで視なかったことにしてきた感情や扱いづらい自分と向き合うことになる。
職業柄、自分自身の心を持て余したり、精神的に落ち込んだりする人をたくさん見ているので、この段階は要注意。
ここで優れた瞑想の師匠につくことが重要になるわけだ。
問題は心のケアも含めて指導できる瞑想の師はじつはそんなに多くないこと。
もし瞑想修行中にこんな状態になったときは信頼できる心理カウンセラーのカウンセリングを受けることをおすすめする。
瞑想は古来から使われてきた方法だけど、意外に落とし穴が多いということがおわかりいただけただろうか。
2 現代心理学&脳科学と祈りの組み合わせ
どうせ第3チャクラを開発するプロセスで自分自身と向き合わなければならないなら、最初から向き合ってしまえばいい。
というわけで、集中的に自分と向き合う+祈りでベースを作るという方法がおすすめ。
自分自身と向き合う、自分のかくれた思い込みを見つけて自分という人間の歴史をひもとくのは宝さがしに似ている。
それほど大きな悩みはないけど、自分自身の人生に納得していない、過去を振り返ったときに自分にOKをだせないなら、まだ自分の中にある大きな宝物を見つけていない可能性がある。
この方法は自分一人で向き合うのは難しいため熟練のガイドがいる。
希に自分ひとりで向き合えるというお釈迦様レベルの天才もいるけど、ほとんどのひとにとっては至難の業だ。
自分自身の思考回路や行動パターンを見つけるには、そこから離れた俯瞰した視点やいつもと違う視点で自分という人間を眺める必要がある。
ところが通常わたしたちは自分の心の奥深くにある無意識に根差した行動パターンや思考回路に従って生きている。
無意識の中にある根幹のプログラムを見つけるには、そのプログラムを意識化する必要があるんだけど、無意識のプログラムに動かされている本人にとってはそこから離れることそのものが難しい。
だからプロの助けが必要なわけだ。
心理学や脳科学に基づいたプロの技術をあなどってはいけない(笑)。
そんなわけで、プロの助けを借りながら自分のなかにある根っこのプログラムに気づき、さらに宝物をみつける方法をざっくりとご紹介した。
ただね、瞑想のところでも書いた通り、自分と向き合うのはひとによってはそれなりにきつい場合もある。そこで安全弁としておすすめなのが、日々の生活のなかで大いなる力に祈ることで、心の安定をはかること。
これはすごく効果がある。
ひとりじゃないという感覚、なにがあっても守られているという感覚を得ることができるから。
心理カウンセリングやコーチングセッションをしていて思うのは、ほんとうに辛いところを乗り越えられるかどうかは、「ひとりじゃない」という感覚をもてるかどうかだとつくづく思う。
もちろんカウンセラーがサポートする時点でひとりではないよ。
でもそれ以上に大きいのは大いなる力に守られている安心感なんだよね。
わたし個人は後者の、自分を見つめる+祈ることをずっとやってきた。
もちろんクンダリニーヨガの瞑想も半年ぐらい学んだけど、メインは祈りだったのはいうまでもない。
この方法を選択する場合の最初の一歩は祈りと日記ワーク。
日記ワークの具体的な方法は、アーロンの杖の不動心シリーズで詳しく解説しているので、まずは視聴してみてね。
そのうえでサポートが必要であればいつでも個人セッションは受け付けています。
いかがでしたでしょうか?
食べない身体になるのは結果でしかないんだよね。
大事なことは自分という人間を動かしている無意識層にあるプログラムに気がついて、自分のなかにある本当の宝物を見つけること。
時代がどんどん動いているいまだからこそおすすめです。
(了)
2023年4月16日
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