黒潮レイライン~阿波、神津島、安房神社
今日の話題はレイライン。
じつは先月の12日、ちょっと気になることがあって、千葉県の南房総に行ってきた。
気になる場所~安房神社
早朝の首都高を抜け、アクアラインを走ると、そこはもう千葉県だ。
最初の目的地は館山の木村ピーナッツ。
ここのピーナツソフトクリームがめちゃ美味しい。
房総半島がめちゃめちゃ気になる・・・。
妖怪アンテナ(?)が反応しているので、現地付近に行ったら、あとは野生の直観に任すのが基本(おい・・・。
で、とりあえずの目的地として決めたのが、先ほどの木村ピーナッツだったわけ。
房総半島といえば花畑なので、ピーナツソフトを食べた後は、フラワーラインを走って最南端へと車を走らせる。
その途中で見つけたのが安房神社だった。
車を降りると大きな鳥居がある。
安房國一宮というだけあって立派な佇まいだ。
「あれ?」
暖かいご祭神の気に混じって、別のものがアンテナに引っかかってくる。
そこにフォーカスすると、ある強い気持ちと映像がはいってきた。
「んんん? 望郷?」
わたしの心眼に映ったのは太平洋を見渡す海岸だった。
黒潮!
ああそうか・・・。
この地を開拓したひとたちは黒潮に乗ってやってきたんだ。
かれらは来る日も来る日も、日々の暮らしを整えながら、海を見ては遠い故郷に思いを馳せていたんだろう。
「行きたいの?」
そこかしこにいるかれら=spiritたちに尋ねると、首をぶんぶん縦に振る。
「あ~もう。じゃ、連れて行ってあげるよ」
心眼に映っている海岸を上空から俯瞰すると、地図が浮かびあがってきた。
その地形を見ながらナビで検索すると目的地が絞り込める。
「由良? お、ここからそんなに遠くない」
わたしたちは、さっそく車に乗り込んだ。
夫が運転している横でスマホで調べると、面白いことが分かった。
安房神社は紀元前660年、四国の阿波国忌部族が麻・穀をもって、この地に移り住んできたのが始まりだという。
歴史的に隠されているけど、忌部族は祭祀族でもある。
現在の場所に移ったのは養老元年(717年)。
それまでは彼らの本拠地は彼らが上陸した海岸のすぐそばにあった。
その上陸した場所が由良海岸だ。
ビンゴだ。
海の見渡せる海岸に車をとめて、祈る。
大騒ぎをしていたspiritたちが顔をくしゃくしゃにして笑っている。
ずっと帰りたかった!
やがてそれは穏やかな笑みに変わっていった。
もう思い残すことはない。
今度こそ、この地を守るお役目を全うしよう。
そんな笑顔だった。
その喜びは風に乗り、海と空と交じり合い、やがて大きなエネルギーの渦と同化していった。
その渦はこの地だけではなく、
伊豆七島を越え、
さらに太平洋のど真ん中の黒潮ルートをアメリカ大陸に向かって左回転しながら、北半球を飲み込む大きな渦になっていった。
そういえば、もうずいぶん前になるけど、伊豆七島の神津島に行ったことがある。
神津島には天山という標高572メートルの霊峰があって、そこで伊豆の神さまたちが水の分配について話し合ったという伝説がある。
神津島の阿波命神社
神津島の海辺にも阿波命神社があった。
ご祭神は阿波命(阿波比咩命)といって、三島大社のご祭神の本妻だ。
社務所もない、無人のちいさな神社なんだけど、すごく惹かれるものがあったんだよね。
で、
そこで祈っていたときに感じたのも、黒潮にのって移動してきた人たちの思いだった。
調べてみると、阿波忌部族が安房の国(千葉県房総半島)に移動する際、神津島に逗留したという記録があった。
神津島に逗留していた阿波忌部の人々もまた、南房総に移り住んだ人々と同じように望郷の思いを抱いていたのだ。
島の阿波命神社の無人の境内で祈っていると、
舞を!
と所望された。
もちろんspiritたちにだ。
幸あれ、と。
わたしたちが当たり前の日常を営んでいる土地には、そこに刻み込まれた歴史、そこで生きた人々のたくさんの思いがある。
そうした見えない力は、ときにはわたしたちの日常を揺るがしたり、支えてくれたりしているのだ。
黒潮レイライン
祈りが終った。
南房総の南端、由良の海は穏やかだった。
大きなエネルギーの渦が動いていたところをみると、この星に住むあまたのspiritたちは新たな胎動を感じ取っているのかもしれない。
阿波忌部のひとたちは、なぜ故郷を捨てて、黒潮にのって旅にでたのだろう?
黒潮は海のレイラインそのものだ。
祭祀を扱う忌部の人々を率いたのは、地脈を治め、海と風の流れを味方につけてレイラインを鎮めるシャーマンだったのだろう。
だとしたら一族を率いての大移動の裏の目的は、地脈を整え、海のレイラインを調整することだったのかもしれない。
翌13日23時08分頃、福島沖を震源とする震度6強、M7.3の地震があった。
大きな地震だったけど、死者がでなかったのが救いだ。
それがこの左回転の渦と関係があるかはわからない。
ただspiritたちにとって子孫であり、未来人でもある私たち現代人を精一杯守るというspiritたちの思いが伝わってきた。
「なぜ?」
一陣の風とともに応えがあった。
それは、予想もしていない答えだった。
不意を突かれて、その場に立ち尽くしているうちに、気配が消えた。
ああ、そうだったのか・・・・。
そうだよね。
それなら、わかる。
親がわが子をみて、そう思うように。
大人が次世代の若者をみて、そう思うように。
やられたな。
唸るしかない。
そして、
わたしはわたしの人生を生きようと、あらためて思った。
かれらはこう言ったのだ。
――だって、
あなたたちこそ、未来の希望そのものなのだから。
と。
2021年3月5日
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