ともに在れ
最近、祈りの被曝ヒーリング勉強会で「祈り」についての話をする機会が多い。
被曝ヒーリングは厳密にいうと、放射能に特化しているのではなく、放射能にも効くオールマイティーなヒーリングなんだよね。
どういうことかっていうと、祈りは何の技術もいらないかわり、心がすべて。そういう意味では当たり前の日常を丁寧に生きることが祈りの心を育てるんだよね。
たとえばテーブルを拭く。
拭いているあいだは、昨日の失敗や今日の晩ごはんのメニューの心配は忘れて、ひたすら目の前のテーブルと向き合う。木のテーブルだったら、それまで森で生きていた杉やヒノキが切り倒されて、テーブルに加工されて、この部屋にいるんだよね。
そう思うと、目の前のテーブルに自然に感謝の気持ちがわいてくるよね。
いまこの瞬間、拭くことに集中する。
お料理も同じ。
ニンジンや大根に感謝しながら心をめてご飯をつくる。
家族の命の源を創るのだと思えば、細かいところにも気が回りやすくなる。
たとえば子供を学校に送り出すとき「行ってらっしゃい」って言うよね?
この言葉には、無事に帰ってきますようにという思いがこめられていよね。
これは、祈りそのもの。
「いただきます」も、命をいただきますという意味が込められているよね。
わたしたちはその命をいただかなければ、生きてゆくことはできない。
だからこそ感謝をこめて他の命をいただく。
これも祈り。
祈りは日常の中にある。
決して神棚や神社に行った時だけのものじゃない。
祈りの本質とはなんだろう?
わたしはよく神事で山や海で祈る機会が多い。
祈っているあいだ、大地や海や風や、宇宙の生命そのもの、大いなる力そのものと、ただ一緒にいる。
あるいは病気や放射性物質はもちろん、死者や魔的なものを救うときも同じ。
それらを自分の中に受けいれ、ただともに在るだけ。
何も願いかけないし、意識的にコントロールもしない。
この世界をかたち作る同胞として一緒にいるだけ。
すると相手が変容する。
醜かった姿が神々しい輝きを放ちはじめたり、悲しみでいっぱいだったモノが、愛と喜びで満たされてゆく。
こうした変容を引き起こす力は、日常生活のなかで、ありのままの自分を受け入れることができるようになると、自然についてくる。そして受け入れたものの変容と成長が始まる。
それはいつか、この世界をも変える力となって、より大きな流れを引き起こしてゆくだろう。
被曝や天変地異など、この世界の環境は激変している。
けれどそれさえも、宇宙のダイナミックな変容のごく一部に過ぎない。
わたしたち人間の心はそうした環境さえも動かす可能性を持っている。
まずは当たり前の日常生活から始めよう。
2011年12月10日
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