2008年03月28日

風に誘われて

 どこへゆくのだろう。

 風が変わった。
 精霊たちがわたしを呼ぶ。
 早くおいで、と。

 聴こえてくるのはMarcellaの唄。
 10代の頃の胸の痛みがよみがえるから
 長い間、ずっと聴けなかった。
 いま
 穏やかに彼女の歌を聴いているわたしがいる。 



 どこへゆくのだろう。

 体の奥にある魂が目を覚まし、
 細胞のひとつひとつが鮮やかに風景と混ざり合ってゆく。
 心の奥のかすかな予感にわくわくしている。

 わたしはこの風を知っている。
 なつかしくて、きな臭くて、けれど新しい何かを運んでくる風。
 ずっとむかしから幾度となく感じてきたこの肌触り。
 

 どこへゆくのだろう。

 海の匂いを運んでくる風に誘われて
 遠い南の島の大木に会いにいこうか。

 水は流れ、風は嵐を呼ぶだろう。
 夜明けの空に輝く星は雨上がりの朝を運んでくるだろう。
 雨に洗われた空はあなたになにを語りかけるだろう。 

 わくわくと
 どきどきと
 かすかな予感と
 生まれ変わる世界に

 ただ百億の感謝をこめて乾杯。




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この記事へのコメント
>細胞のひとつひとつが鮮やかに風景と混ざり合ってゆく。

ちょっと死の世界に曳かれる感覚に似てる..と感じました。
それでいてすごく自由でわくわくする詩ですね。
究極の故郷は風の中にあるような。

Posted by mari at 2008年03月30日 01:10
mari さん

おはようございます。

>ちょっと死の世界に曳かれる感覚に似てる..と感じました。

似ているかもしれませんね。
これは祈りの本来の姿であり、ある段階を越えた瞑想の実相でもあるんですよ。
Posted by キョーコ at 2008年03月31日 10:09
キョーコさん

いつも素敵な歌を有難う!^^

とてもシンクロしてます。
Posted by coomi at 2008年04月07日 09:09
coomi さん

どういたしまして☆
Posted by キョーコ at 2008年04月07日 10:20