先週末、長野県の雨飾山に行ってきた。
前日から糸魚川にはいり、翌日早朝小谷温泉側の登山口からスタート。
小谷温泉付近は紅葉まっさかりだったけど、標高が高くなるにつれて晩秋から冬枯れの風景へと変化してゆく。
荒菅沢を越えたとたん傾斜がきつくなる。
先月のハードな登山にくらべると雨飾山は登山者も多いし、登山道も整備されているので、ちょっぴり甘くみていたんだよね。たしかに登山者は多くてそういう面では安心だったけど、勾配はけっこうきつい。
ぜいぜいいいながら急傾斜の登山道を登る。やがてハシゴにロープの連続になってきた。ストックをザックにしまい、両手を使ってひたすら登る。
山頂が近づくにつれてあたりはクマザサの草原にかわった。ところどころ昨夜降った雪が笹の葉のうえに残っている。
前方に白っぽい樹林の一群が見えた。ちかづいてみると、それは枯れ枝にはりついた霧氷だった。道沿いの真っ赤なナナカマドの実も霧氷でおおわれている。
陽光を浴びた霧氷がきらきらと輝いている。
思わず息をのむ。
枝にはりついた氷が乾いた音を立てて落ちてゆく。下山する頃にはすっかり溶けてなくなってしまうんだろうなと思いつつさらに先へ進む。
最後のとどめのような急なガレ場を登って山頂へ到着。
山頂ではいくつものパーティーがお湯を沸かしてお昼をとっていた。わたしたちもお茶を沸かし、宿で作ってもらったお弁当をありがたくいただく。
標高1963メートルの山頂からはうっすらと雪をかぶった朝日岳から白馬へ続く稜線、焼山や火打山、妙高山らしき峰も見えた。
一時間ほどランチ&休憩をして下山開始。
夕刻前には出発地点に到着。
晩秋の雨飾山は予想していたよりもずっといい山だった。
なによりもブナの森がまだまだ生きていた。
今回は黄金の秋を堪能した旅だった。
わたしたちを呼んでくれた雨飾山の精霊たちに感謝!