2007年10月09日

北アルプス 標高差1200メートル

 連休中、北アルプスに行ってきた。 
 日帰り登山で標高差1200メートルはさすがにきつい。
 
 白山も標高差1200メートルだったけど、あのときは山頂泊だったから一日の高度差はたいしたことがなかった。今回は4時間で1200メートルを登って3時間で下るという、わたしにしては超ハードスケジュール。

 おまけにそこはガイドブックにも載っていない北アルプス最後の楽園といわれる場所。しょっぱなからロープに鎖場がつづき、ほとんど手付かずの登山道はほんとうにしんどかったけど、山全体に自然のエネルギーが満ちあふれていた。

 急勾配の登山道を一歩一歩踏みしめるように歩く。
 足の痛みも、息の苦しさも、
 いまこの瞬間たしかに生きていることを教えてくれる。

 急な上り坂を登りきった向こうに見える空の青さ。
 それは世界はこんなに豊かだったことを教えてくれる。
 遥か古代の人々も幾度となく木立の切れ間からこの空を見あげたのだろう。

 いらないものがそぎ落とされてゆく。

 ブナの葉が色づき、やがて土に還ってゆくように、いつかわたしの肉体も朽ち果ててゆく。
 だからこそ、いまこの瞬間のすべてに感謝したい。

 足もとの小石やナナカマドの赤い実、色づきはじめたケヤキの葉。目に映るもの、すべての命との出会いに感謝したい。
 喜びも哀しみも、生きることも死ぬことも、なんて愛しいのだろう。

 すべてはいまここにある。
 一瞬は永遠。
 生きていること、ここにいることは奇跡なんだろう。

 北アルプスの山々と導いてくれたすべての命に感謝をこめて。

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この記事へのコメント
キョーコさん、こんばんは。

どうもありがとございます。
今の私に必要な大事なことを教えてくださりました。
どうもありがとう。
Posted by ゆみちん♪ at 2007年10月09日 20:19
良かったですね。
山は中房山でしょうか。それとも?
いろいろもらえてよかったですね。

私も少し修験者気分を味わいたくて乾徳山というところに行きましたよ。
山の誰もいない雰囲気の中で、もらえるものはとても多くて貴重ですがそのパワーを受け取る側の状態があまり良くなく感動は三角でした。

山は登るたびに何かくれる。
気づかせてくれる。

そう信じています。
Posted by ひゃま at 2007年10月09日 23:05
ゆみちん♪さん

こんばんは。
そうかあ。。。よかったです^^

Posted by キョーコ at 2007年10月09日 23:41
ひゃまさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。
もうすこし日本海寄りの山です。

山梨の乾徳山ですね。
富士山がきれいに見えるのでしょうね。
そうですね。登っているときは何も考えてないんですが、たくさんのものを受け取っているような気がします。
Posted by キョーコ at 2007年10月09日 23:44
こんばんは。
お疲れさまでした。

横の窓を開けたらすぐ裏山なんだけど、この記事を読んでちょっと意識を向けてみたら、なんだか今日は嬉しそうですよ。
人が自然であること、そして共に歩んでいける友であることをとても喜んでいるような、そんな感じ。

最近やっと、生きること、そしてその中で生まれるざらついた感情、そうしたことも全部楽しく思えてきました。理性でなく心で納得できるようになりました。
私が選んだ生にしても、この縁を紡いでくれた沢山の命に感謝です。

今やっと見えてきた私の宇宙にかなりワクワクです。
Posted by テレサ at 2007年10月10日 22:50
テレサさん

こんばんは。
裏山の木々も喜んでくれているのかな。
そんな話を聞くとなんだかわたしまでうれしいです^^

>最近やっと、生きること、そしてその中で生まれるざらついた感情、そうしたことも全部楽しく思えてきました。

そうかあ、よかったですね。
瞬間瞬間のさまざまな感情を大切に生きることは滋養のあるお料理を丁寧に味わうのに似ているかも。
苦さも辛さも美味しいなあと思います。

>今やっと見えてきた私の宇宙にかなりワクワクです。

うん。おたがい毎日を楽しみましょ♪



Posted by キョーコ at 2007年10月13日 21:33